読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2020年第3回読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成1位~4位】

 

f:id:okimono:20200419215438p:plain

 

 

 

www.giantsdraft.site

 

 前回は支配下指名を予想したため、今回からは育成となります。

では指名ルールについては以下の通りとなります。

支配下指名6名。育成指名は10名を予想

②1位については1位・はずれ1位を予想

⓷各順位2名ずつ指名候補を予想

④Aクラスを想定しての指名順位を前提とする

プロ志望届を提出した選手のみを対象とする

 

 育成は10名指名としているため、3回に分けて投稿します。

 

 

 

【育成1位指名候補①】八戸学院大 中道 佑哉選手 大卒左腕投手


中道佑哉 9回裏1死満塁で唐澤颯を空振り三振に抑える20190610

 最速145キロながら出どころが見にくいフォームで大道選手と先発2枚看板に座る左腕投手。フォームの安定感が増したことで130中盤だった平均球速がアップしており、特に左打者にとっては嫌な投手として評価されています。

 

 ただ支配下にするにはまだ球速が物足りないことや、球種の少なさから育成候補としています。この中道選手も腕を下げたフォームにしたことで投手としてレベルアップした過去があり、現在の巨人には中川・大江・高梨選手といった横手投げタイプが多く手本となる投手も多く2軍は左腕中継ぎが不足しているため、さらなる左腕中継ぎ強化のための指名となります。

 

【育成1位指名候補②】筑波大 加藤 三範選手 大卒左腕投手


2020ドラフト候補 加藤三範投手(筑波大) 2020年9月12日JR東日本戦 全投球

 最速147キロ、代表候補にも選ばれた左腕投手です。巨人スカウトも球種でフォームが変わらない点と球速を評価しています。3年時に肘の骨折で手術をしたため登板なし。4年時には復帰していますが、リーグ戦では炎上、最速も140キロ前半でまだ戻り切っていません。しかし持っているポテンシャルは高く、将来的な中継ぎ左腕としての獲得となります。

【育成2位指名候補①】群馬ダイヤモンドペガサス 速水 隆成選手 独立リーグ右捕手


速水隆成の打撃&守備まとめ

  前回の評価時からさらに2本塁打を記録しチームトップの13本、打率も.393と好成績を残している右のスラッガー。捕手として当初起用されていたものの、現在はファーストとして起用されることも多くなっています。その理由としては捕手としては未だに技術面に課題が残っており、今年で23歳ということも考えると捕手としてプロ入り後も見込むのは難しいと考えられます。また三振数も毎試合一つは三振しており、その点も課題となります。

【育成2位指名候補②】桜美林大 根岸 涼選手 大卒右腕投手


2019/9/21 【153km/h計測】 根岸 涼 (桜美林大学) 3者連続三振 成城大学戦 3年秋 【2020年 ドラフト候補】

 最速153キロを誇るリリーフピッチャー。まだ細身で変化球もスライダー・フォークのみで投高打低の首都大学リーグで防御率3点台に実績も少ないという選手。このため育成指名での獲得となります。しっかりと体づくりと変化球習得を行いリリーフ候補として育てていきたい選手となります。

 

【育成3位指名候補①】高松南 古市 尊選手 高卒右捕手


【2020ドラフト候補/二塁送球最速1.73秒の強肩捕手】高松南高・古市 尊(綾歌中※香川中央シニア)

 遠投102mと捕手としてはそこまでの肩ながら、センスの高さで二塁送球1.8秒を切っています。実は捕手になったのは2年生からでそれまでは外野手で起用されていました。

 足もそれなりに速く1番で起用されており、現在の巨人の捕手事情は即戦力捕手は不要ですが、山瀬選手の次が今年で24歳になる岸田選手で育成捕手は全く結果を残せていないため、若手捕手は補強ポイントとなっています。このため俊足攻撃型の山瀬選手とは異なるタイプを候補としています。

 

【育成3位指名候補②】徳島インディゴソックス 佐々木 祐弥選手 独立リーグ右捕手

 1年目から徳島で正捕手をつとめる右打者。盗塁阻止率5割を超えながらも打率は.250と捕手としてはそれなりの数字を残しています。25安打のうち長打は3本と物足りなさはあるものの、実は大卒でなく中退であるため年齢は今年で22歳。ある程度捕手として計算できるものの、失策数が45試合で8、捕逸が6と少し不安な数字があることから育成となっています。

 

【育成4位指名候補①】遊学館  高田 竜星選手 高卒右腕投手


遊学館 高田竜星投手 投球練習 第139回北信越地区高等学校野球石川県大会 準決勝 小松商業戦

  最速145キロながら回転の良いストレートにキレのあるスライダーが武器の右腕投手。体重も増えフォームを修正したことでスライダーの球速も上がっており、伸びしろが評価される選手となります。

 先発だけでなくリリーフでも起用されており、高卒ながら将来的なリリーフ候補にもなりうる選手としての獲得となります。

 

【育成4位指名候補②】専修大 佐藤 奨真選手 大卒左腕投手


【大学野球】専修大学 佐藤奨真投手(関東第一高)(2020/08/25 対エイジェック)

 最速143キロ、チェンジアップが武器の左腕投手。2部リーグながら3年春に最高殊勲選手を受け、4年秋のリーグでは5試合に登板し防御率1.14とアピールしています。ただ2部という点と143キロは大卒左腕としては物足りなさが残っており、支配下指名の可能性は低くなっています。

 左腕中継ぎは1・2軍を含めても人数が非常に少なく、巨人としてはスタミナを評価しての2~3イニングを投げられる左腕中継ぎ候補としての獲得なります。

 

次は育成5~7位となります。

 

www.giantsdraft.site