読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

全国大会2本塁打の身体能力外野手 上武大 ブライト 健太選手 大卒右外野手

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 中日は11日、名古屋市東区の球団事務所でスカウト会議を開き、今秋ドラフト会議の指名候補選手を約220人から150人ほどに絞り込んだ。懸案である打線強化には、開催中の全日本大学野球選手権大会で2本塁打を放っている上武大のブライト健太外野手(22)が急浮上した。
 乗りに乗っている外野手の評価がうなぎ上りだ。ブライトは大学選手権初戦でドラフト上位候補の西日本工大・隅田から決勝本塁打を放つと、準々決勝・東農大北海道戦でも特大ソロを含む2安打2打点。3試合で9打数6安打4打点と一躍全国区に躍り出た。会議を終えた米村明チーフスカウトは「いい打者を取っていかないといけないと思っている」と話し、その候補の一人にブライトが含まれるようだ。
 ガーナ人の父を持つブライトは184センチ、84キロの右打ち大型外野手。持ち前のパンチ力に加え、50メートルを5秒8で駆ける俊足と強肩を兼ね備える。全国的には無名の都立葛飾野高から上武大に進み、スタメンをつかんだのは今春から。その春の関甲新学生リーグで打率3割8分、3本塁打、12打点をマークし、最高殊勲選手に選ばれた。そして神宮で大ブレークしたシンデレラボーイだ。
 中日は10日時点で防御率は12球団トップの2・95を誇る一方、本塁打数はリーグ最少の32本。チーム総得点もリーグトップの阪神より84点も少ない171点と得点力不足に苦しんでいる。
 ドラフトでは2018年に根尾、19年に石川昂を1位指名するなど、将来の主軸候補を獲得しているが、現時点では成長過程だ。今年は野手優先か、それとも例年通りの投打バランスの取れた指名になるのか。米村チーフは「方針はまだ決まっていない」としたが、強打者探しに注力する姿勢に変わりはない。

中日スカウト会議、ブライトの評価急上昇 乗りに乗っている大砲候補:中日スポーツ・東京中日スポーツ

 

 

 【ブライト選手の紹介】


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184センチ84キロ 右投げ右打ち

ポジション:センター・レフト

 

 大学通算5本塁打、ガーナ人の父を持つハーフの身体能力外野手。スイングスピード156キロのパワーを誇り、遠投100mに加え、50m5.8秒のと高い身体の力を持っています。

 高校通算38本塁打を残すも大学では入学以降打撃に苦しみ、控えに落ち出場は3試合に留まっていました。そこで打撃の確実性の向上に着手。4年春からスタメンで起用されるようになると、50打数19安打に3HRを記録。さらに全国大会では注目左腕の西日本工業大・隅田選手から本塁打を放つなど13打数8安打2HRで打率.615と記録。一気に注目候補に名乗りあげています。

 

【指名への課題】

 打撃も守備も荒さが目立ちますが、特に目立つのが守備。フライヒットの球を捕球する際のステップが合っておらずわたわたとした捕球になっています。このため上半身の身を使った送球にならざるを得ないため、送球は弱弱しいものでとてもバックホームできるものではありません。

 また打撃も全身を使いアウトコースを巻き込むようなスイングでレフト方向に運んでいますが、アウトコース高めは得意であるものの低めのコースや縦の変化球への対応など課題は多く、成績も4年生になってからレギュラースタメンになっており実績も少ないため、伸びしろを期待してのロマン型となります。

 

 

【指名順位予想】

 ここ数年目玉選手がいなかった右打ちで長打が狙える外野手。慶応・正木選手はレフト・ファースト専で打撃以外は微妙なため、身体能力が高く長打があり、不足する右打ちとなれば需要は高くなります。

 しかし即戦力ではなく結果を残した期間も非常に短く、技術面での不安点からもまだ不確定要素が強いため、身体能力とパワーを評価しての4~5位評価となります。4年秋も同等の成績を残せれば3~4位に繰り上げとなります。