読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

地方大会6割のミートセンスが優れるショート 高岡商 石黒 和弥選手 高卒右内野手

 

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高岡商の石黒和弥遊撃手(3年)は7回の守備で三塁後方のファウルフライに飛び込み、頭からフェンスに激突。そのまま動けなくなった。
 球場が騒然とする中、駆け寄る高岡商の選手らに混じって、三塁側ブルペンで投球を受けていた松商学園の野田留輝捕手がアイスパックを持って駆け寄った。

 アイシングを受けて数分後、石黒は遊撃の守備に復帰。スタンドからはガッツあふれるプレーを見せた石黒と、対戦相手を気遣った野田の両者に拍手が送られた。

 試合後のオンライン取材に応じた石黒は「『もう一度、頑張れ』と声をかけてもらいました。声をかけられて、自分もこの試合を楽しもうと思いました」と振り返った。

 チームでは唯一、2年前の夏を経験している主力選手。初戦敗退となったが「2回目の甲子園で、個人としてはエラーもあって悔しい結果だったけど、最高の仲間と甲子園で終わることができたのは良かった」と、最後はすっきりした表情で球場を後にした。

フェンス激突の高岡商・石黒、対戦相手の激励とアイシングに感謝「この試合を楽しもうと思った」― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

 

 

【石黒選手の紹介】


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172センチ72キロ 右投げ右打ち

ポジション:ショート

 

 高校通算33本塁打、打撃技術を高く評価される小柄のショート。チームでは1年生からショートでスタメン起用されており、甲子園でもスタメン起用されると、1年生ながら12打数5安打で打率.417と好成績を残し、打撃技術が高い未来のドラフト候補として注目されるまでになりました。

 3年生になってもミート技術の高さは健在。夏の地方大会では打率6割越えを記録。甲子園でも松商学園・栗原選手の変化球を上手く捌きレフト前に運んでいます。手首の使い方が非常にうまく、巧打型の内野手として注目株となっています。

 

【指名への課題】

 守備面は範囲内は堅実であるものの、平凡なバウンドゴロをこぼす場面が目立つなど横の動きに弱くあまり守備範囲は広くありません。初動も早いほうではないため、ライナー性の当たりが立ち位置に近いコースでも抜けてしまうことから、プロ入り後もショートとして計算できるかは難しいところです。

 深い当たりからも遠投でアウトにできるほどに肩は強いため、プロ入り後は内野で試用してみながら、外野コンバートも踏まえた起用法になると思われます。

 

 

【指名順位予想】

 体格的にあまり大きくないことや、守備評価はあまり高くないこと。またスラッガー型でなく率を残す巧打型であるため、上位指名の可能性は低くなっています。

 しかし打撃センスはあるため、ショートとしては見込めないがセンターへのコンバートも視野に入れての獲得となり、育成1~2位が指名候補となります。