読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第2回2021年読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成4~5位】

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 今回は育成4~5位となります。

 

 

 

【育成4位指名候補①】旭川実業 田中 楓基選手 高卒右腕投手


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  最速148キロのストレートとスライダーが武器の右腕投手。2年生から注目されていたものの、かねてからの課題だった調子の波を克服できておらず、まだ体も細く体づくりに時間がかかるため育成指名としています。

【育成4位指名候補②】金沢学院大 長谷川 威展選手 大卒左腕投手


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 最速146キロ、主にリリーフで起用される変則左腕。変則として1軍起用するなら更なるフォーム改造と変化球の精度アップなど課題はあるものの、大江・高梨・中川選手と変則左腕が多く横手投げ左腕育成のノウハウがある程度貯まったため、中継ぎ候補としての獲得となります。

 

 

 

【育成5位指名候補①】    徳島IS 村川 凪選手 独立リーグ左外野手


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 徳島IS1年目の俊足外野手。打撃成績は.250前後で本塁打無しとあまり目立ちませんが、村川選手の武器は50m5秒台の俊足。まだ技術には課題がありながらも公式リーグでは47盗塁を記録しています。

 まだ打撃・走塁技術に課題がある分伸びしろも期待できる選手。増田選手が膝の故障以降盗塁に陰りが見えており、代走の切り札兼俊足の1番としての獲得となります。

 

 

【育成5位指名候補②】新井 岡本 寛太選手選手 高卒右腕投手

 

 最速142キロ、公立校からプロ志望届を提出した小柄な右腕。まだスタミナやスライダー以外の精度アップなど課題は多いものの、指にかかったストレートや縦のスライダーのキレは魅力的であり、伸びしろを期待しての獲得となります。

 

 

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【なぜこのような指名となったのか】

 20年の育成ドラフトで最多の12名を獲得。今年の育成選手の戦力外候補は少ないため、当初は少なめの獲得になると見積もっていました。
 しかし笠島・木下選手は高卒1年目のため長いイニングを投げられず、阿部選手はフォーム固めから必要なレベルのため3軍でも炎上続き。育成9位の奈良木選手はTJ手術をしたため復帰は来年以降。そのため育成10位の山崎選手が先発中継ぎと酷使状態。
育成最年長の山川選手はイップスに陥りアンダースローに転向。現状では戦力外候補となっており、田中優・平井選手もともに3年目以上ですが3軍止まりとなっています。
 外野手でも陽・立岡・石川・松井選手が戦力外候補で亀井選手は引退の可能性があり、そうなればファームで起用されている外野手が一気に3名いなくなる可能性があります。   

 そのため今年の育成は投手・外野手を中心としており、先発候補は支配下選手で獲得を狙い、育成投手は甲子園未出場の高卒投手や中継ぎ起用されている選手を中心としています。中継ぎも頭数が足りておらず、外野手は俊足好打型を中心に指名。ドラフト市場で候補が多く指名の優先度賀下がるため、ある程度の選手でも育成まで残りやすくなります。候補が少ない率を残せる俊足で1・2番のセンターやショートを守れる選手や、代走の切り札と守備固めとして起用できる盗塁記録が多い選手をメインとしています。

 5名とした理由は育成の戦力外候補が與那原・山川・田中優・平井・黒田の5名と今年は戦力外数が少ないこと。
支配下でも投手は大竹(引退)・堀岡(戦力外)・大田(育成)・沼田(育成)・井上(育成)・デラロサ・サンチェスと予想していますが、育成再契約が多く頭数はあまり減らないと見込み、獲得数もそれに合わせています。