読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

4年生にブレイクした変則右腕 國學院大 池内 瞭馬選手 大卒右腕投手

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東都大学野球春季リーグ戦最終週最終日は14日、神宮球場で2回戦3試合が行われ、国学院大が中大を4―2で破って通算10勝2敗(勝率8割3分3厘)とし、2010年秋以来、20季ぶり2度目の優勝を果たした。国学院大は6月7日開幕予定の全日本大学選手権に出場する。 
 国学院大は1―2の八回に押し出し四球や瀬戸(4年、鳥取城北)の犠飛などで3点を奪って逆転した。
 駒大は東洋大に11―2で大勝して4位。東洋大は6位となり、7位の立正大、2部優勝校の3校による入れ替え戦に回る。立正大は亜大に3―2で勝ち、亜大は3位。首位打者国学院大の川村(4年、日本文理)が打率4割1分7厘で、最優秀防御率国学院大の池内(4年、津商)が防御率1.43で、ともに初めて獲得した。

国学院大、2度目V 10年秋以来20季ぶり―東都大学野球:時事ドットコム

 

【池内選手の紹介】


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184センチ77キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ・カットボール

 

 セットポジションから両腕を高く掲げ、おろした右腕で円を描きながら振り上げ、そこからしならせて投げ込むフォームから最速148キロ、常時145前後のストレートを投げ込む右腕投手。伸びのあるストレートを中心に縦のスライダー、100キロ後半のカーブ、シュート回転しながら少し落ちるカットボールにまっすぐ落ちるチェンジアップで打ちとっていきます。

 チームでは主に先発で起用。本格起用されるようになったのは4年だが、春には10試合に登板し4勝0敗防御率1.43で最優秀投手を獲得。チームの優勝に大きく貢献しました。

 

【指名への課題】

 クイックになると右腕をおろしてから振り上げる段階を踏んだフォームでなく、一気に円を描き投げ込むフォームになります。このためリリースポイントが安定せず、ストレートは高めに集まり、チェンジアップは指にひっかかったような、投げる瞬間にはボールコースに走っているものが多くなっています。スライダーの精度も悪くなっており、以前に比べクイック時の精度が悪くなっています。

 このため一度ランナーが出ると四球でランナーを貯めてしまうようになっており、秋は防御率10点台と試合を作れなくなっています。

 

 

【指名への課題】

 成績を残したのが4年春のみ。秋は目に見えて成績が悪化しており、もともと素材として注目されるタイプではありません。変化球も決め球といったものがなく総合力で勝負するタイプ。しかし総合力で勝負するには実績、スケール不足であり、クイックで崩れてしまうと中継ぎでも起用できないため、獲得後の見通しが立たない状況となっています。

 このため現状では指名漏れの可能性が高くなっています。