読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第3回(最終回)2021年読売ジャイアンツドラフト指名予想【1~3位】

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 プロ志望届が締め切られ、巨人のドラフト戦略についてある程度情報が出てきました。このため指名方針を軸に行います。支配下は5~6名。育成10名とされているため、今回の指名はそれに準拠した人数となります。

 今回は以下のルールで行います。

支配下は6位。育成は10位まで予想し、各順位2名予想。1位は外れ1位まで予想。1位・2位は投手のみ

②高卒・大卒はプロ志望届提出者のみ

⓷スカウトコメント・視察情報がない選手も対象

④指名順は現在のリーグ順位である3位として予想

 

  今回は1~3位となります。

 

 

【1位指名候補①】西日本工業大 隅田 知一郎選手 大卒左腕投手


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 筑波大・佐藤選手と並ぶ大卒左腕のトップ選手。さらなる伸びしろなら佐藤選手。総合力で計算しやすいのが隅田選手となり、若手も含め先発左腕が少なく、先発候補がとにかくほしい巨人にとってぜひ獲得したい選手となります。球速もあるため勝ちパターンの中継ぎとしても期待できる選手。先発実績があるため獲得する際は先発候補ですが、起用の幅が広く投手層全体が苦しい巨人において優先度が高い選手と判断しています。

 当初は外れ1位でしたが、大卒・社会人投手が全体的に伸び悩んでいることに加え、今村・横川選手が期待されたほどの結果を残せておらず、左腕先発が高橋選手だけのため、先発左腕を強化するための獲得となります。

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【1位指名候補②】市和歌山 小園 健太選手 高卒右腕投手


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 高卒が豊作な今年の中でも頭一つ抜けた高卒右腕。森木選手と並ぶトップクラスであり、馬力に優れる森木、総合力で優れる小園選手といった評価となっています。癖もなく変化球の精度も高いなど高卒離れしたスペックがあり、水野スカウトや次部長などもコメントを残しています。

 菅野選手が以前ほどの活躍を出来なくなり、次代のエース候補の台頭が求められますが、なかなか出てきていないのが現状。投手のスターとなる選手がいない今、エース候補としての獲得となります。森木選手に比べ1軍戦力になる時間が短いと予想されるため、投手層に余裕がない巨人の状況を鑑みて小園選手を選んでいます。

 

 

【外れ1位指名候補①】東北福祉大 椋木 蓮選手 大卒右腕投手

 


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 最速154キロ、東北福祉大ではリリーフとして起用された実績が多いものの、先発としても起用されており、東北工大戦では5回ノーヒットで結果を残しています。巨人も上位候補の一人として挙げており、先発・リリーフ両方で起用できるまだ伸びしろも備えた素材型として評価されています

 勝ちパターンリリーフがおらず、当面はリリーフの一角として。将来的な先発として期待しての獲得となります。

【外れ1位指名候補②】関西学院大 黒原 拓未選手 大卒左投手


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 最速151キロ、豊富な変化球と常時140中盤のストレートを武器にリーグで防御率1点台を記録する上位候補。1位候補とはいかないまでも、2位候補は確実な投手。外れ1位の候補が少ない中で1位は投手指名と明言されているため、不足する左腕先発、もしくはリリーフとして期待しての獲得となります。

【2位指名候補①】 日本大 赤星 優志選手 大卒右腕投手


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 最速152キロ、スライダーとカットボールで狙い球を絞らせない投球を武器とする小柄な右腕。秋からは1部リーグに昇格し2試合連続完封を記録するなど大きく評価をあげています。巨人スカウトも安定した投球術を評価しています。

 1位候補になるまでの評価ではないものの、貴重な即戦力先発の一人。不足している先発候補としての獲得となります。

 

 

【2位指名候補②】創価大 鈴木 勇斗選手 大卒左腕投手


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 最速152キロ、小柄ながらも力のあるストレートが魅力の左腕投手。3年生の時点ではまだ落ちる球の精度といった課題があったものの、4年春のリーグ途中で創価大でクラスターが発生。リーグを途中辞退したため、自粛期間に基礎トレーニングを重点的に行いコントロールが向上。東京国際大戦で無四球完投を遂げ、スカウトの評価をあげています。

 先発としてはもちろん、パワータイプがいない左腕中継ぎの一角としても期待したい選手。即戦力枠での獲得となります。

 

【3位指名候補①】 昌平 吉野 創士選手 高卒右外野手


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 通算55発で長打が期待できる右打ちの外野手。ここ数年右打ちのスラッガーは不作傾向が強く、そのぶん評価もあがってます。一時内野手転向にチャレンジしていましたが失敗。現在はセンター・ライトに落ち着いています。内野手なら1位指名の可能性も出てきますが、外野手となれば1位はなかなか難しいと考えられます。しかしパワーがありながらセンターも守れるため起用の幅が広がり、右打ち外野手の中でも評価は高めになると予想されます。
 巨人も右打ちで長打がある一軍実績のある打者はウィーラー・陽・石川選手のみであり、ファームも左野手の数が非常に多く、菊田・北村・湯浅・ウレーニャ選手程度で外野手は0です。外野手は補強ポイントの一つであり、そのなかでも評価の高い選手となっています。

【3位指名候補②】大阪桐蔭 池田 陵真選手 高卒右外野手


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 通算25発。小柄ながらもベンチプレス125キロを持ち上げるパワーを持ち、そのパワーを活かしたスイングスピードでヒットを量産。3年夏の地方大会では26打数17安打で打率.674と大暴れしています。

 172センチと小柄で長打よりも中距離打者が完成形になると評価されているため3位指名としています。ですが守備面でもセンターからの送球精度もよく、遠投105mでプロでもセンターとして見込めるため、センターのレギュラー候補と右打ち外野手が不足する巨人において指名候補となります。

 

次は4~6位となります。

 

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