読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

俊足強肩の右打ち外野手 セガサミー 植田 匡哉選手 2021年解禁済右外野手

f:id:okimono:20200419215438p:plain

引き分け再試合が頭をよぎった延長十八回、値千金のアーチが神宮球場の夜空に描かれた。11日の第92回都市対抗野球大会東京2次予選。第3代表決定戦でセガサミー(東京都)はJR東日本(東京都)を4―3で降し、2年連続12回目の本大会出場を決めた。

 両チームとも総力戦となった激闘に決着がついたのは、午後6時のプレーボールから5時間18分後。球場を利用できる制限時間が迫り、最終回として迎えた延長十八回。セガサミーの1番・植田匡哉の一振りが、意地のぶつかり合いに終止符を打った。

ドラフト夜の延長戦 セガサミー植田、巨人2位・山田から決勝ソロ | 毎日新聞

 

【植田選手の紹介】


www.youtube.com

175センチ81キロ 右投げ右打ち

ポジション:ライト

   経歴:汎愛高ー大阪商業大ーセガサミー

  解禁年:2021年

 

 足と肩を高く評価される右打ち外野手。大学時代には2度のベストナインを獲得する活躍を見せ、セガサミーでは1年目からライトスタメンで起用。50m5.8秒の俊足を活かし、都市対抗虹予選では5試合で2盗塁を記録。都市対抗本戦でも1盗塁を記録しており、チャンスメイクに貢献しています。

 また守備においても遠投120mの強肩でライトを守り、俊足を活かし浅いライナーに俊足を活かしファインプレーで味方を助ける活躍を見せています。

 

【指名への課題】

 課題はとにかく打てないこと。都市対抗二次予選は22打数4安打で打率.182.本戦でも14打数3安打で打率.214と2割前後と物足りない内容となっています。

 打撃内容としても外の球を追いかけてしまうことが多く、当てたようなスイングが多いため高めでも浅いセンターフライ。あまりパワーがあるタイプでなくアウトコースを打つ際も右打ちを意識した打撃でなく、そのまま返すような打ち方をしているため、さらに落ちる球を投げれば投げた瞬間にわかる変化球でも空振りしてしまうため現状では長打が打てるわけでなく出塁も出来ない、打撃面において大きな課題を抱えています。

 

 

【指名順位予想】

 右打ち野手の需要は高まっているものの、外野手であればセンターを守れる選手以外は長打力が求められます。21年に指名された社会人外野手もチームで4番に座るトヨタ中村健人選手や大阪ガス・末包昇大選手。予選では3試合2本塁打の日立・豊田寛選手と、どの選手も長打が売りとなっています。

 このためライトとして勝負するには長打力が必要となってきますが、植田選手は本塁打都市対抗予選の1本のみで、二塁打も少ないのが現状。今後指名されるためには打撃の確実性をあげたうえで、センターとして起用できる状態になることが必要となります。

 センタースタメンとして起用、さらに打率.280以上で盗塁を2試合に1つは達席で来たとして、7~9位となります。俊足巧打型の社会人外野手は年々需要が落ち込んでいるため、下位でもかなり舌となります。