読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

投手の持ち味を生かす強肩捕手 亜細亜大 草部 真秀選手 大卒右捕手

東都大学野球春季リーグ第3週第1日(亜大8-4中大、19日、神宮)亜大が延長十回タイブレークの末に中大を破り、先勝した。

4-4で迎えた延長十回、無死一、二塁から始まるタイブレークで1点を勝ち越し、なお2死満塁。8番・草部真秀(ましゅう)捕手(4年、常総学院高卒)が、走者一掃の左越え3点適時三塁打を放ち、差を広げた。

内角高めの直球を力強く引っ張った身長166センチの扇の要は「(生田監督に)『思いっきりいけ』と言われたので、それを信じて振り抜きました」と頰を緩めた。

守っては5投手を好リード。「各ピッチャー特徴が違うので同じリードをしてしまうと持ち味が出せない。各ピッチャーのいい球を多く使うことを意識していました」と振り返った。生田勉監督は「草部がよくリードしてくれて、草部さまさまですね」と目を細めた。

亜大・生田監督「草部さまさま」 扇の要・草部が攻守で存在感/東都 - サンスポ

 

【草部選手の紹介】


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166センチ75キロ 右投げ右打ち

ポジション:キャッチャー

 

 遠投120m、二塁送球1.8秒を記録する強肩キャッチャー。打撃ではランナーがいない場面でもバットを短く持ち、本塁打こそないもの、しっかりと引っ張る打撃で下位打線ながら21打数10安打で打率.476を記録し首位打者を獲得。さらに4年春には31打数10安打で打率.323、四死球も6選び打撃だけでなく選球眼も向上。いやらしさも備えたバッターに成長しています。

 高校では控え捕手としてレギュラー起用をされなかったが、ブルペンで控え捕手として多くの投手の球を受ける中で、投手の特徴を引き出すことで信頼を獲得。亜細亜大では投手ごとの異なるリードと強肩を評価され3年秋にレギュラーを獲得。率も残せる強肩捕手として注目されます。

 

【指名への課題】

 課題の一つは送球の高さ。遠投120mとかなりの強肩ですが、盗塁をされた際に二塁に投げる送球が高めに集まるためタッチまでに時間がかかり、盗塁をあまりさせていません。守備練習では低めに投げているものの、実戦では内野手が腕を伸ばしきる高さになることも多く、草部選手は守備型の捕手として期待されるため、守備面で課題があると指名順位はおちてしまいます。

 また打撃でも常にバットを短く持ち率を残すことを目的としているため、あまり長打が期待できません。パワーがあるタイプでないため、高めだと押し込まれ打球が弱くなり、右打ちのゴロがあまり抜けないのも課題の一つであり、プロ入り後にパワーに負けないかは不安材料となります。

 

 

【指名順位予想】

 プロでは正捕手よりも、とにかく捕手が足りないチームが2・3番手捕手を獲得したい球団が指名候補となります。伸びしろという点ではあまり大きな期待はできませんが、ある程度計算できること。しかし即戦力ではないため,現状では7~9位が指名候補となります。

 送球はある程度改善できますが、打撃についてはパワーがあるところを見せないと指名に影響するため、この1年で本塁打を3本以上、もしくは右方向への二塁打を増やすことが出来れば5~6位が指名順位となります。