読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

関西のスピードスター 近畿大 梶田 蓮選手 大卒左外野手

近畿大学に不動のリードオフマンがいる。中堅手の梶田蓮(3年、三重)。関西学生野球で2020年秋の京都大学2回戦(9月27日)から、今季の5月25日の関西大学2回戦まで16試合連続でヒットを打ち続け、安打製造機ぶりを発揮した。首位打者は打率4割8厘のチームメート片岡大和(4年、神戸国際大附)に譲ったが、リーグ2位の打率4割で2季連続のベストナインにも選ばれた。

野球 - 近大の梶田蓮、連覇を逃した不動のリードオフマンは秋の雪辱を誓う | 4years. #学生スポーツ

 

【梶田選手の紹介】


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172センチ70キロ 右投げ左打ち

ポジション:センター

 

  大学通算1本塁打、チームで1番で起用される俊足のリードオフマン。高校時代から50m5.8秒の俊足を活かした走塁をするだけでなく、3年秋は50打数20安打で打率.400、4年春は43打数13安打で打率.302と高打率を記録し2季連続でベストナインを獲得。バットコントロールを武器と下安打製造機として高く評価されています。

 打撃内容も流し打ちだけでなく、しっかりと引き付けたライト方向への打撃も披露。膝元へのインコースや左投手のスライダーも安打に出来ており、俊足が武器の左のアベレージヒッターとして活躍しています。

 

【指名への課題】

 課題は俊足のわりに盗塁数が少ないこと。4年春は盗塁数は0.キャリアハイである3年秋も盗塁数は3と出塁数のわりはあまり盗塁できていません。その原因は加速の遅さ。速度が軌道に乗るまでに時間がかかるため、俊足のわりに余裕で併殺打にされてしまっており、足の速さを打撃に行かせていません。

 打撃も引っ張りこそできていますがパワーがあるタイプでないため単打が多く、さらに俊足ではあるが盗塁は企画できないため、得点圏に進めずチャンスメーカーとしての役割を果たせていません。

 また守備面でも落下地点の調整があまり上手くなく、落下地点に到達してもぎりぎりまで動き続けており、特に背面キャッチでは上手く歩幅を合わせられていません。長打が望めない巧打型で守備があまり上手くないのは、大きなマイナスポイントとなります。

 

【指名順位予想】

 長打が期待できない巧打型で盗塁が期待できないとなると1番バッターとしての役割を期待できません。加えてあまり守備面でも即戦力が期待できないとなると、上位指名は期待できません。

 近年は育成指名でも右打ちを中心に指名されており、左打ちの大卒外野手は高い盗塁能力+通算打率3割前後を残した上位候補か、身体能力型でなければ指名されておらず、梶田選手は打撃・守備・走塁どれにおいても即戦力ではないため、指名漏れの可能性が高くなっています。