読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第2回2022年読売ジャイアンツドラフト指名予想【1位~3位】

 都市対抗、甲子園が終了し全国大会がひと段落した今、ドラフト候補選手の評価もある程度固まってきました。そこで今回は第2回の巨人指名予想を行います。

 指名のルールは以下の通り。

①指名順位は各順位2名を予想。

②現時点で進学・就職を表明している選手は対象外

⓷1位のみ外れ1位まで予想

支配下は6名、育成は8位まで予想

⑤巨人の指名順は現順位である5位で想定

 

 今回は1位~3位を予想します。

 

【1位指名候補①】日本体育大 矢沢 宏太選手 大卒左腕投手


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 最速150キロ、4年春には4勝2敗防御率1.83.また打者としては40打数14安打1本塁打で打率.350を記録している二刀流投手。高橋・横川選手が炎上。山田選手はまだ3軍登板がメインでメルセデス選手以外の若手左腕がなかなか定着しないため、左腕投手である矢沢選手を1位候補にリストアップしています。

 特に山崎伊織選手が投手ながら5打数3安打2打点と打者としても結果を残しており、打てる投手の価値も高まっているため、打てる先発投手としての期待もあり、1位候補としています。

 

【1位指名候補②】 高松商 浅野 翔吾選手 高卒右外野手


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 通算67発、甲子園では1試合2本塁打、甲子園だけでも3本塁打を放ち競合ドラ1クラスにまで評価を大きく上げた右のスラッガー

 巨人も米国に岸スカウトを派遣し密着スカウトをする徹底ぶり。大学代表との試合では木製バットに対応できず無安打に終わるも、U-18世界大会では木製バットに対応すべくフォームを改造。イタリア戦では2安打2打点と木製バットへの対応力をアピールしています。

 右打ちの外野手は巨人にとっても補強ポイント。野手の中でも特に力を入れてスカウトを派遣しており、現状でのドラフト1位候補となっています。

【外れ1位指名候補1】中央大 森下 翔太選手 大卒右外野手


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 182センチ88キロの大型外野手。3年まで不振に悩んでいましたが、4年春は45打数14安打3本塁打と大爆発。特に3本塁打はリーグトップであり、スラッガー候補に名乗りをあげました。

 守備についてもライトだけでなくセンタースタメンだった経歴もあり。ライトだけでなくセンターでも起用が見込める選手。大学選手代表にも選ばれましたが、東芝との練習試合で死球を受け骨折。このため海外のパワー系投手に対するアピールの機会を失ってしまい、相対的に指名順位を下げています。

ここ数年需要が高まっている右打ちでセンターも守れるということで指名優先度は高くなっており、巨人としては右打ち外野手不足、長打力のある外野手を補強するための獲得となります。

 

 

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【外れ1位指名候補②】 早稲田大 蛭間 拓哉選手 大卒左外野手


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 リーグ通算12本塁打、左のスラッガーとして早くから注目されていましたが、12本塁打のうち4本が東大からということ、3年は41打数9安打と調子を落としており、評価は人によって大きく分かれている選手となります。

 しかし日ハム2軍との練習試合では池田選手から本塁打を放っており、慶応・増居選手や明治・竹田選手などからも本塁打を記録するなど打つべきところではしっかり打っている選手。4年春も序盤は調子を落としていたものの、後半から調子をあげ43打数12安打2本塁打打率.279と結果を残しました。

 ただ左打ちの外野手ということで右打ちに比べると需要が落ちることから外れ1位となっています。巨人としては丸選手が衰えを見せる中での次代のセンター候補の獲得となります。

 

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【2位指名候補①】中京大 澤井 廉選手 大卒左外野手


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 22年大卒野手で森下・蛭間選手に並ぶ外野手TOP3の一人。180センチに100キロ近くの体重と大型野手フルスイングが魅力。大学でも8本塁打を記録しています。

 巨人もスカウトを派遣し注目している一人であり、 特にスイング能力を高く評価しています。ただし東都大・東京六大である他の二人に比べ地方リーグとリーグのレベルが落ちる上、ポジションもライト・レフトがメイン。さらに全国アピールする機会だった代表選考でもコロナワクチンの規定に引っかかり選考漏れと1位候補になるアピールの機会を失っています。

 そのため指名順は2位候補。理想は3位ですがBクラスの可能性が高い巨人は3位だと指名権が後ろになるため、3位では残らないだろうと判断し2位での指名となっています。

 

 

 

【2位指名候補②】亜細亜大 田中 幹也選手 大卒右内野手


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 亜細亜大で1年から出場する小柄な内野手。忍者と称された高い守備能力が魅力であり、打撃においても今年初本塁打を記録。11盗塁を決めチェンスメーカーとしての役割、さらに犠打もこなせ今の巨人に不足する小技と足で相手をかき乱す戦術を行える選手です。

 潰瘍性大腸炎からのリハビリで3年はほとんど出場しておらず、まだ体力も戻り切っていないなかできっちり成績を残しており、打撃面での伸びしろも期待できます。

 中山選手以外のショート候補が出てこない今の巨人において、次代のショートを担う選手としての獲得となります。

 

 

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【3位指名候補①】天理大 友杉 篤輝選手 大卒右内野手


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 天理大に所属する小柄な内野手。主にショートを守り通算打率は3割後半、ベストナイン首位打者を何度も獲得する右の巧打者となります。中山選手以外の候補が出てこない坂本選手に続く次代のショート候補の獲得となります。

 驚異的な三振率の低さと盗塁数の多さから、巨人としても1番を任せられるチャンスメーカーとして期待したい選手。ただ走塁・守備に比べ長打力はどうしても弱さが目立ち、全国大会ではストレートに押されて右打ちに抑え込まれる場面も目立ちました。本塁打が期待できるタイプでないため、指名順位は3位となっています。

【3位指名候補②】ENEOS 加藤 三範選手 社会人左腕投手


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 最速147キロ、即戦力左腕として期待される社会人投手。大学時代から注目されるも3年に肘の疲労骨折で出遅れてしまい指名漏れ。その後ENEOSに進むと新たにツーシームを習得。中継ぎ左腕として結果を残しています。

 巨人は大学時代から注目しており、今村選手が中継ぎとして出てきたものの、中川選手の故障や戸根選手が定着できないなどで1軍左腕中継ぎが不足しているため、層が薄い左の中継ぎ左腕を補強するための獲得となります。

 

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次は4~6位となります。

 

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