読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第2回2022年読売ジャイアンツドラフト指名予想【育成1位~4位】

 今回は育成1~4位となります。ここで再度ルールについて触れておきます。

①指名順位は各順位2名を予想。

②現時点で進学・就職を表明している選手は対象外

⓷1位のみ外れ1位まで予想

支配下は6名、育成は8位まで予想

 

【育成1位指名候補①】桐生第一 三塚 琉生選手 高卒左外野手


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 通算31本塁打、フルスイングが魅力の左の大型スラッガー。打球が強く内野手がゴロを弾いてしまうほどのパワーがあり、守備も大型ながらセンターを守れる魅力があります。投手としても登板していますが、あくまで評価は野手となります。

 9球団が視察に訪れるなど注目選手の一人ですが、全国大会に出られず気負いすぎて力んで打ち損じたり、本塁打の悦びのあまりランナーを追い越してアウトになるなど気持ちの面での落ち着きのなさは目立ちますが、丸選手の高齢化が目立つ今、次代のセンター候補としての獲得となります。

 

【育成1位指名候補②】立教大 宮 海土選手 大卒左腕投手


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 チームでは中継ぎで起用される最速147キロの中継ぎ左腕。2年秋から本格的に起用されるようになり、中継ぎとして高い実績を持った選手です。しかしもともとコントロールでなく球威で抑えるタイプでしたが、4年春はその制球がさらに悪化。数字ほど印象が良くない内容となっています。

 しかし中川選手が復帰の見通しが立たず中継ぎ左腕不足は顕著。即戦力だけでなく素材型を獲得し底上げが必要となっています。そのためコントロールが戻れば即戦力として見込める宮選手を育成で獲得となっています。

 9月5日にプロ志望届を提出しています。 

 

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【育成2位指名候補①】亜細亜大 松本 晴選手 大卒左腕投手


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 最速145キロ、チームでは中継ぎで起用される左腕投手。高校時代から注目され亜細亜大では1年から先発で起用されるも、その後不調となり3年秋には肘を故障しトミージョン手術を受けたため、3年はリハビリに終わり4年春のリーグで実践復帰となっています。

 リハビリ明けであるため起用は感覚を空けたショートイニング起用に終わりましたが、4試合で防御率0.00を記録。怪我明けでトミージョン経験者ということもありプロ入り後中継ぎでの起用は難しく、若手が定着しない左腕ローテ候補として、将来的な先発要員としての獲得となります。

 

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【育成2位指名候補①】大阪観光大 久保 修選手 大卒右外野手

 

 180センチ80キロ、遠投120mの強肩に50m5.9秒の俊足を誇る右打ちの身体能力型外野手。

 10球団が視察に訪れており、チームの特別アドバイザーとして呼ばれている伊勢孝夫氏からも素材と打撃を高評価されています。

 ただ本人は打撃を課題に挙げており、大阪観光大が所属する近畿大学野球連盟は奈良学園大や神戸大等が所属するものの、リーグとしての評価はスカウトの中ではあまり高くなく、素材評価での指名となります。

 巨人は有名どころの強豪リーグだけでなく、20年育成2位指名の情報科学大・喜多選手のようにあまり知名度が高くないリーグの選手でも指名した実績があるため、21年育成1位指名の鈴木選手を獲ったものの右打ち外野手不足は依然続いているため、センターを守れる右打ち外野手獲得のための指名となります。

 

 9月13日にプロ志望届を提出しています。

 

【育成3位指名候補①】関東第一 井坪 陽生選手 高卒右外野手


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 高校通算27本塁打、パンチ力のある右打ちのスラッガー。スカウトからは打球の伸びとパワーを評価されています。一方で守備や走塁の評価はそこまで高くなく、打撃ののみを評価しての獲得となるため、育成指名となっています。

 木佐貫スカウトが今後も注目していきたい選手に挙げており、巨人では不足している右打ち外野手を確保するための指名となります。

【育成3位指名候補②】信濃グランセゾーズ 山本 晃大選手 独立リーグ左腕投手


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 最速151キロ、独立リーグ1年目の左腕投手。広島・黒原選手の同期でプロ志望を出すも、実績不足も目立ち指名漏れ。その後信濃GSに入団し、主に先発で起用されています。

 5試合に登板し3勝1敗防御率1.88.ストレートとスライダーをコントロール良くコースに投げ込んでいき押し込む投球で打ち取っていきます。3軍との試合でも先発し8回1失点と好投。不足する左腕候補を獲得するための指名となります。

 

【育成4位指名候補①】信濃グランセローズ 鈴木 駿輔選手 独立リーグ右腕投手


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 最速152キロ、チームでは先発として起用される右腕投手。福島時代から好成績を残していましたが指名漏れを経験しており、21年から信濃に移籍しています。

 今年は150キロを連発するようになっており、3軍との試合でも中継ぎとして登板し150キロを記録し1回無失点と結果を残しています。巨人としては不足する中継ぎ右腕候補としての獲得となります。年齢も24歳と育成としてもぎりぎりのラインとなっているため、順位も低めとなっています。

 

 

【育成4位指名候補②】岡山学芸館 宇地原 丈智選手 高卒右打ち内野手


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 チームでは4番で起用される右の大型内野手。大型ながらショートで起用され動きもよく、坂本選手の後釜、北村・廣岡選手といった中堅内野手もレギュラーに定着できず、菊田選手も期待されていた方向とは違う選手になっているうえに故障が目立ち、右打ちの内野手で期待できる候補が少ないため、次代の右打ち野手候補としての獲得となります。ただ50m6.5秒とショートとしては足が遅めのため、プロ入り後はサードとし手の起用となります。

 

 次は最後の育成5~8位となります。