読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

一回り成長し即戦力が期待される先発右腕 三菱重工West 竹田 祐選手 社会人右腕投手

悲願のプロ入りへ結果を残す。三菱重工West・竹田祐は言葉に固い決意をこめる。「頑張らないと置いていかれてしまう。先輩も同級生も(プロで)活躍していましたし、自分も行きたい」

 11月の日本選手権では自己最速を更新する150キロを計測。3試合登板(先発2試合)で防御率0・47と抜群の安定感を発揮し、大舞台での強さを証明した。その一因として夏から秋にかけて股割りができるようになるなど、柔軟性の向上が挙がる。「自分でも“こんな球が投げられるんだ”と素直にうれしかった」と自信を得た。

 22年シーズンでは明大の同期、ヤクルト・丸山が新人初のリーグ優勝決定サヨナラ打を放ち、寮で同部屋だった2学年下の村田は明治神宮大会決勝で完封勝利を挙げた。同門の活躍も刺激に、ドラフト解禁年に挑む。

23年ドラフト候補は大学、社会人も「粒ぞろい」 大商大トリオ、150キロ右腕の竹田ら(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

【竹田選手の紹介】


www.youtube.com

184センチ90キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ・フォーク

 経歴:履正社ー明治大ー三菱重工WEST

解禁年:2023年

 

 ノーワインドアップから大きく足を上げ、上半身を突っ込ませずにスリークォーターよりも高い角度から投げ込むフォームから最速150キロ、常時140後半のストレートを投げ込む右腕投手。130前半の小さく変化する縦のスライダー、110キロ台のカーブ、130前半のチェンジアップ、140台のフォークを投げ込んでいきます。

 武器は常時140中盤から後半を記録するストレート。大学生よりもさらに平均球速を上げ重みを増したストレートを中心に、カウントを整えるスライダー、カーブに決め球として低めに投げ込むチェンジ・フォークで空振りを奪います。

 チームでは主に先発で起用。JFE西日本戦では完封勝利をあげ、8試合49(1/3)回を投げ3勝2敗防御率2.00と結果を残しています。社会人ではバランスを意識した筋力トレーニングに取り組んでおり、平均球速アップを果たしたことで即戦力として注目されています。

 

【指名への課題】

 大学時代からの課題だったまとまっているが決め球に欠ける投球内容ですが、社会人になっても決め球に欠ける投球内容は改善していません。球速が伸びているため大学時代に比べるとまとまりの良さが武器になっていますが、左右にコースを使える右打者に比べ、スライダーの変化量、高めに抜ける場面が目立つカーブが左打者に使いにくいため、アウトコースへのストレート中心の配球となり、ファールや打ち損じのゴロが多い右打者に比べ、捉えられた当たりが多くなっています。

 決め球で勝負するタイプでないため、対左でも安定して使える変化球が必要。ストレート主体のため、カットボール等のインコースを攻めて詰まらせるようなさらなる変化球の開発が求められます。

 

 

【指名順位予想】

 持ち球の中で決め球になりうる変化球は140台で低めに投げられるフォークが候補となりますが、現状では精度に課題があるため、決め球としてはまだ課題が残っています。素材型ではないため即戦力として評価されなければ指名の可能性は低いため、対左用の変化球を開発、もしくはスライダー・フォークの変化量アップが求められます。

 先発でも140中盤から後半が投げられるため、スライダー・フォークの精度アップを果たせれば即戦力先発として2~3位の評価となります。カットボールを投げられるようになれば4~5位の評価となります。