巨人から育成ドラフト1位で指名された東京国際大・三浦克也投手(22)が14日、東京都内のホテルで仮契約を結んだ。支度金は290万円、年俸は400万円(金額は推定)。背番号は012に決まった。オンラインで取材に応じ、「契約をして、プロ野球選手としてやっていくという責任と自覚が芽生えました。一日でも早く支配下に上がれるように、というのが1年目の目標です」と意気込んだ。
富山出身で、大学では主にリリーフとして登板。最速149キロの直球とスライダーを武器に、高い奪三振率を誇る。「短いイニング、短い時間での集中力は、自分の持ち味だと思っています。1イニングなら、1イニングしっかり抑えきるという自分の長所を出していきたい」と自信を持っている。
自身と同じ昨年の育成ドラフト1位・松井楓は、今季支配下に上がり、プロ初勝利を挙げた。「自分自身のパフォーマンスをしっかり発揮していくことで、自分も支配下に上がる可能性はあると思っています。チャンスだなと感じています」と松井と同じくルーキーイヤーから活躍することを誓った。
【三浦選手の紹介】
179センチ80キロ 左投げ左打ち
変化球:スライダー・カーブ・チェンジ・カット
セットからしっかりタメを作り、大きく腕を振るダイナミックなフォームから最速149キロ、常時140前半のストレートを投げ込む左腕投手。120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、120キロ台のチェンジを投げ込んでいきます。
武器は140台ながら伸びのあるストレートとスライダーのコンビネーション。高い奪三振率を誇り、スカウトからもストレートとスライダーを高く評価されています。
チームでは主にリリーフで起用。本人も短いイニングで集中できる中継ぎに適性を感じており、ストレートが武器の中継ぎ左腕として期待されています。
【なぜ獲得されたのか】
巨人の1軍中継ぎは中川・バルドナード・高梨・今村・大江選手と新戦力の台頭がなく、2軍も制球が安定しない山田選手。1軍デビューを果たすも故障した代木選手。故障続きで3軍から上がれない石田選手。1年目がピークだった高橋選手と、ファームも中継ぎとして期待できるほどの選手がおらず、左腕中継ぎの整備は早急の課題でした。
支配下で森田・又木選手といった即戦力左腕は獲得したものの、ファーム側の底上げも不可欠であり、去年の育成1位の松井選手のような早期支配下を目論んでの獲得となりました。
【1軍起用への課題】
実松スカウトは即支配下も狙える存在と語っていますが、現状では即戦力とは程遠い内容。全体的にコントロールがアバウトで、武器のストレートも出力のばらつきが大きく、指にかかったストレートは140中盤から後半にも見えるような伸びのあるストレートですが、このストレートの再現性が低く指に引っ掛かりすっぽ抜けるストレートも多くなっています。
特にクイックになると腕の振りが安定せずばらつくようになるため、スライダー系の球は浮いてしまい、チェンジアップは低めに抜ける結果ストレートを力んでストレートまですっぽ抜けるという悪循環に陥っています。
今後の課題はムラのあるストレートを安定させること。またクイック時の変化球全般の精度アップと課題は山積みとなっています。
