今回は第1回2024年読売ジャイアンツドラフト予想を実施したいと思います。今回も予定としては今回の１回と甲子園後の２回、そしてプロ志望届締め切り後の３回となります。
①指名予想は各順位２名ずつ予想。ただし１位のみ１位とはずれ１位の両方を予想。
②指名順は現在の２位とする。
③指名数は支配下６名、育成６名とする。
④現時点で進学・就職する予定の選手は対象外とする
今回は育成４～６位指名予想となります。
- 【育成４位指名候補①】信濃グランセローズ 山田 夢大選手 独立リーグ左腕投手
- 【育成４位指名候補②】栃木ゴールデンブレーブス 竹本 徹選手 独立リーグ右腕投手
- 【育成５位指名候補①】創価大 田代 涼太選手 大卒左腕投手
- 【育成５位指名候補②】浜松開誠館 伊波龍之介選手 高卒右腕投手
- 【育成６位指名候補①】筑波大 隼瀬 一樹選手 大卒右腕投手
- 【育成６位指名候補②】愛媛マンダリンパイレーツ 窪田 寛之選手 独立リーグ右腕投手
- 【なぜこのような指名となったのか】
【育成４位指名候補①】信濃グランセローズ 山田 夢大選手 独立リーグ左腕投手
最速１４３キロ、オーバースローで高い角度から投げ下ろすスライダーが武器の左腕投手。入団１年目から先発ですでに４勝を挙げており、ストレートはまだばらつきがありますが、投げ下ろすストレートは非常に威力があります。
育成左腕は富田選手が故障に悩まされなかなか２軍に定着できず、吉村選手も故障からようやく復帰。森本選手もまだ３軍で体づくりのため、育成左腕はまだまだ時間がかかる状態。不足する左腕先発候補としての獲得です。
【育成４位指名候補②】栃木ゴールデンブレーブス 竹本 徹選手 独立リーグ右腕投手
最速１４８キロ、サイドスロー寄りの角度から投げ込む右腕投手。ストレート・スライダー・シンカーを武器に先発・中継ぎどちらでも結果を残しており、栃木入団１年目から中継ぎで起用されています。
ただ先発１試合、中継ぎ３試合で登板しており中継ぎは無失点で好投しているものの、先発は５失点しており、入団後は中継ぎ専として見込んでいます。変則右腕の笠島選手が２軍で結果を残せていないため、変則中継ぎ候補を獲得し、将来的な中継ぎ層を厚くするための獲得となります。
【育成５位指名候補①】創価大 田代 涼太選手 大卒左腕投手
最速１４５キロ、１８９センチ１００キロの超大型サウスポー。本人は最速１５０キロをめざしており、試合中に投球動作を見てもまだ体を使いきれていない印象が強い選手。コントロールもばらつきが残っており、フォーム改造から取り組みパワータイプ左腕として期待したい選手です。
巨人は萩原・保科・門脇選手とここ数年創価大からの指名が目立っており、創価大には２５年注目ドラフトの立石選手もいるため、巨人スカウトも視察に来た中で見ている可能性が高い選手。左腕層の強化のための獲得となります。
【育成５位指名候補②】浜松開誠館 伊波龍之介選手 高卒右腕投手
最速１４３キロ、１９０センチの長身右腕投手。２４年ドラフトは長身投手が多い年であり、伊波選手もその一人。巨人はで横川・秋広・阿部・鴨田選手と１９０センチ以上の選手をここ数年で獲得し、阿部選手は戦力外となったものの、鴨田選手も徐々に出力が上がっており、長身選手の育成に一定の成果を出しています。
そのため伊波選手も指名候補。その中で８０キロとまだまだ細く、巨人がここ数年育成でメインで獲得してきた、体が出来てくるとおもしろい選手でもあります。
【育成６位指名候補①】筑波大 隼瀬 一樹選手 大卒右腕投手
最速１４６キロ、伸びのあるストレートが武器のリリーフ右腕。チームでは主に中継ぎで起用され、重みのあるストレートを投げ込む空振りを奪っていきます。
巨人は過去に筑波大から奈良木選手を育成指名しており、入団から３年目の川崎選手、４年目の笠島・木下選手はまだ２軍に定着できていません。そのため将来的な中継ぎ層を厚くするための獲得となります。
【育成６位指名候補②】愛媛マンダリンパイレーツ 窪田 寛之選手 独立リーグ右腕投手
聖カタリナ大学から愛媛MPに入団して１年目の右腕投手。大学まではショートながら、大学３年生でコーチの勧めで投手に転向。１年で最速１４７キロを出せるまで成長を遂げた素材型投手となっています。
魅力は低めに伸びのあるストレート。ただし素材型評価でストレートの出力にムラがあったり、変化球はばらつきがあったりと時間がかかる投手。今後の伸びしろを期待しての獲得となります。
【なぜこのような指名となったのか】
２３年育成ドラフトで村山・宇都宮・田上選手と２０歳未満の内野手を３名獲得。また中田選手を支配下にあげたりと、育成内野手については今年は大きな増減はないと予想し指名は０となっています。
一方で外野手は三塚選手が大怪我、平山選手も情報が全くなくティマ選手も外野手登録であるもののサード起用のため、実際に試合に出ている育成外野手は少なく、特に２軍は代走で活躍している舟越選手のみとなっています。
そのため外野手は指名を多めにしています。左打ち・右打ちにこだわらず打撃成績と長打のある選手を中心にピックアップしています。
捕手は最後に指名したのが支配下・育成含め２１年育成ドラフト３位の亀田、１０位の大津選手が最後。前田・萩原選手はファースト・DHが多いため今年は捕手獲得の可能性を考えましたが、去年に比べると捕手層は小粒感が否めません。そのため独立リーグからの指名１名となっています。
メインは今年も投手。今年京本選手を支配下にしましたが、１軍中継ぎのメインは去年までの既存戦力や馬場・泉・ケラー選手と他球団組が多く、自前の新戦力は１軍どころか２軍にも姿を見せていません。ファーム選手層も新陳代謝が求められると考え、大卒・独立リーグがメインとなりました。ただし巨人は去年の独立リーグ選手はすべて１年目のため、今年も最長２年目。多くは１年目選手となっています。
