読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

コースに投げる横手投げ左腕 吉備国際大 桑嶋 洋輔選手 大卒左腕投手

<全日本大学野球選手権:東日本国際大5-1吉備国際大>◇11日◇1回戦◇東京ドーム

11年ぶり2度目の出場となった吉備国際大(中国地区)は、東日本国際大(南東北)に逆転負けを喫して初の2回戦進出はならなかった。

先発した桑嶋洋輔投手(4年=津田)が7回2死まで完全投球も、8回に痛恨の逆転満塁本塁打を浴びた。それまで3打数無安打に封じていた東日本国際大・黒田義信内野手(2年=九州国際大付)に対し、2死満塁のピンチで甘く入った直球を右翼席へ高々と持っていかれた。

一振りで試合をひっくり返され、8回途中4失点で無念の降板。エース左腕は「(初安打を許した7回から)自分の球に力がなくなって、スタミナ不足です。(逆転弾は)打たれた瞬間行ったと思いました」と、静かに悔しさのにじむ表情で話した。

羽野真哉監督(40)は「もう1本中盤に追加点を取れていれば。初回の1点だけだったことが残念」と、攻めきれなかった試合展開を悔やんだ。

【大学選手権】吉備国際大のエース桑嶋洋輔、7回2死まで完全投球も8回に逆転満塁弾浴びる | 野球 | スポーツブル (スポブル)

 

【桑嶋選手の紹介】


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171センチ71キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ

 

 ノーワインドアップから大きく肘を伸ばし、サイドスローよりも高い角度の横手投げから投げ込むフォームから最速139キロ、常時130中盤のストレートを投げ込む左腕投手。120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、120後半のチェンジアップを投げ込んでいきます。

 武器は投げミスの少ないコントロールと見分けのつきにくいストレート・スライダー・チェンジのコンビネーション。コースにストレート・スライダーを投げ込みカウントを稼ぎ、真ん中に来たと思い振りに行ったチェンジアップを引っかけさせ打ち取っていきます。

 チームでは先発で起用。4年春は9試合71(2/3)を投げ8勝0敗防御率0.63、3度の完封という圧倒的な成績を残しリーグ優勝に貢献しました。大学野球選手権大会でも東日本国際大相手に7回まで4奪三振ながら打たせて取る投球で無失点と好投。8回に逆転満塁ホームランを打たれるも、わずか4被安打と持ち味を発揮しました。

 派手さこそないものの貴重な技巧派左腕としてさらなる活躍が期待されます。

 

【指名への課題】

 課題はスタミナが切れてからの投球。桑嶋選手自身も反省に挙げていた「スタミナが切れてから球に力がなくなり、突如球が乱れストライクとボールがはっきりするほど制球が悪化。それまで無四球だったのが突如2四球と崩れランナーを貯めてから満塁打を打たれました。

 球威があるタイプでないため制球が乱れだすと打者が全く反応しなくなり、変化球もコントロールができている前提の変化量が小さいものが多いため、制球が乱れだすとカウント球がなくなりボール先行の苦しい投球となっています。特にスライダーが抜ける右打者に対しては使える変化球がなくストライクが全く取れなくなります。

 横手投げで角度がなく、スタミナが切れてインに押し込める制球がなくなると球も飛ぶようになり、長打を打たれやすくなっています。

 

 

【指名順位予想】

 失投が少なく試合を作れるものの、スタミナが切れてくると左打者へのスライダー以外にストライクが取れる変化球がなくなり、ストレートがストライクとボールがはっきろすることから、右打者のインコースにストレートを投げられるスタミナと、膝元に落とせるチェンジアップの変化量アップが鍵となります。

 左に対してはインコースへのスライダー・カーブに外にへのスライダー・チェンジとコースに投げられる変化球があるため、失投が長打にされる割合は左打者が多いものの、打ち取るのに苦労しているのは右となります。

 ただ上背が大きくなく、体重もあまりないことからここからの伸びしろでは不安を残しており、大卒よりも社会人で即戦力を狙う方が高い順位を狙える選手。中継ぎタイプでなく起用するなら先発一択となりますが、スタミナが不足が課題となるため現状では指名漏れ候補となります。成績はいいものの中国四国リーグのレベル。そして伸びしろに不安があるものの、1年目からしっかり投げられる社会人野球で需要が高そうな選手のため、育成を受ける可能性は低いと考え指名漏れとなっています。