読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

伸びのあるストレートが魅力の素材型投手 弘前学院聖愛 吹田 志道選手 高卒右腕投手

弘前学院聖愛(青森)は競り負けて21年以来、3年ぶり3度目となる甲子園出場を逃した。最速142キロ右腕・吹田は先発して5回2/3を9安打4失点。2点リードの6回2死満塁で佐藤洸に痛恨の逆転満塁アーチを浴びた。
 直前に内野手がお見合いして平凡なフライでアウトを取れない不運もあったが「自分のせいで負けてしまった」と涙を流した。それでも進路については「プロ志望届は出したいです」と力強く言い切った。

弘前学院聖愛 3年ぶり聖地ならず…吹田5回2/3を4失点粘投も「自分のせいで負けてしまった」― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

【吹田選手の紹介】

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188センチ83キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・カット・フォーク

 

 セットから大きく足を上げ、ばねのきいた動きからオーバースローよりも低い角度で振り抜くフォームから最速142キロ、常時130後半のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、120キロ台のカットボール、120キロ台のフォークを投げ込んでいきます。

 武器は伸びのあるストレートと小さく落ちるカットボールのコンビネーション。スライダー・カーブでカウントを整えカットボールをカウント・インコースへの決め球と両方で使い打ち取っていきます。

 チームでは主に先発で起用。元々はオーバースローで投げていたものの、疲れで腕が下がりながらも投げ続けていたところ、制球が安定。そこから腕の角度を下げたフォームで投げ込むようになりました。さらに冬に腰痛を発症し投球練習が出来なくなったことで避けていた食トレを敢行。一時90キロにまで体重を増やしました。

 9月9日にプロ志望届を提出。手足の長い投手向きの選手としてさらなる成長が期待されます。

 

【指名への課題】

 課題は変化球全体の精度不足。吹田選手は素材としての伸びしろは残しているものの、変化球の精度に甘さがあり、カット・フォークがあまり落ちず真ん中付近に抜けることが多くなっています。

 スライダー・カーブも高めに浮くためストライクが欲しい場面で安定してゾーンに投げられず、ストライクゾーンに投げやすい変化量が小さいカット・フォーク系に頼らざるを得ないため、球威が落ちてくると打ち取るのが難しくなり打ち込まれています。

 決定的な決め球といえるほどの精度の玉がまだないため、どうしてもストライクゾーン中心で勝負せざるを得ず、そこに精度が甘いフォークやカットを投げてしまい長打を打たれています。

 

【指名順位予想】

 188センチで手足も長く、まだ体を大きくできる余地を残した素材型の選手。綺麗な軌道でコースに投げられるストレートは魅力であるものの、他にはない決め球や球速といった売りはまだないため現状では伸びしろを期待した獲得となり、育成4~5位指名候補となります。

 フォームが抜け気味で右打者への対応に苦労しており、変化球は全体的に球威と抜け球が課題となるため1年目から2軍で先発出来るタイプではなく、しばらくはブルペンとトレーニング漬けになります。その点からも育成の中位となります。