◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)
巨人は育成ドラフト5位で山村学園高の西川歩投手を指名した。169センチ、76キロ。左投げ左打ち。
担当の大場スカウトは「169センチの小柄な左腕だが投げっぷりが良く最速は147キロ。ボールに力強さとキレがあり三振が取れる。制球力も安定感十分。牽制やフィールディングの上手さも持ち味のひとつ」とコメントした。
【西村選手の紹介】
169センチ76キロ 左投げ左打ち
変化球:スライダー・カーブ・チェンジ
セットからスリークォーターの腕の振りから最速147キロ、常時140前半のストレートを投げる左腕投手。130キロ前後のスライダー、110キロ台のカーブ、130キロ台のチェンジアップを投げ込んでいきます。
武器は躍動感のあるフォームから投げ込む力のあるストレートとチェンジアップのコンビネーション。3年生になり下半身ががっしりとしたことで安定感が増したストレートを中心に、打者の直前でブレーキをきかせ落ちるチェンジアップで空振りを奪います。
チームでは主に先発で起用。埼玉大会では5試合に登板し、2完投防御率1.17と好投。春季大会では28イニング36奪三振と高い奪三振能力を披露しています。
実戦能力の高い左腕として、1年目からの活躍が期待されます。
【なぜ獲得されたのか】
巨人はここ3年育成ドラフトでは1位を除き独立リーグ1年目、高卒選手を中心に指名。左腕投手は先発では井上・横川選手が台頭してきたものの、中継ぎでは山田選手が育成落ち。富田選手も故障が多くなかなか2軍に定着できていません。
期待された変則左腕の吉村選手も2年目は故障に悩み、6月を最後に登板しておらず、森本選手も3軍メイン。鴨打選手がようやく来年2軍デビューできるかどうかとなっています。ここ3年は長身素材型、変則フォームと特徴を持った左腕を中心に育成指名してきたため、なかなか支配下まで達している左腕がおらず、左腕投手の薄さは改善されていません。
そこで今回は実戦能力が高く、素材よりも持ち球に魅力を持ったタイプが指名されました。
【1軍起用への課題】
課題はスライダー・カーブのさらなる精度アップ。西川選手の投球スタイルはストレートを中心にスライダー・カーブをカウント球に、右打者にはストレートと空振りを取る球として、ストレートの軌道で直前でブレーキがきいて落ちるチェンジアップを使います。
ストレートとチェンジは精度が高いため右打者を翻弄する一方、スライダー・カーブが真ん中にいってしまうことがあるため、2ストライクから安定して投げ込めていません。低めに決まれば外に逃げるスライダーとして打者を打ち取れていますが、引っ張りやすいインハイや真ん中付近に抜けるシーンが目立ちます。
またスライダーは比較的速度があるタイプのため打者のタイミングは合っており、カーブは決め球とは言わないまでもストライクゾーンに投げ込めるレベルには精度を上げる必要があります。
