読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2024年ドラフト指名選手の巨人における起用方針と課題 育成4位指名 弘前学院聖愛 吹田 志道選手 高卒右腕投手

◆2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(24日)

 巨人は育成ドラフト4位で弘前学院聖愛高の吹田志道投手を指名した。188センチ、84キロ。右投げ右打ち。

 担当の円谷スカウトは「188センチの長身から角度のある力強いボールを投げ込む右腕。ストレートは140キロ弱だが投げ方がいい。胸郭も柔らかいため、更なるスピードアップが見込める。大化けする可能性を持った将来性抜群の長身右腕」とコメントした。

【ドラフト】巨人育成4位は弘前学院聖愛の吹田志道投手 円谷スカウト「大化けする可能性」 - スポーツ報知

 

【吹田選手の紹介】


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188センチ83キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・カット・フォーク

 

 セットから大きく足を上げ、ばねのきいた動きからオーバースローよりも低い角度で振り抜くフォームから最速142キロ、常時130後半のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、120キロ台のカットボール、120キロ台のフォークを投げ込んでいきます。

 武器は伸びのあるストレートと小さく落ちるカットボールのコンビネーション。スライダー・カーブでカウントを整えカットボールをカウント・インコースへの決め球と両方で使い打ち取っていきます。

 チームでは主に先発で起用。元々はオーバースローで投げていたものの、疲れで腕が下がりながらも投げ続けていたところ、制球が安定。そこから腕の角度を下げたフォームで投げ込むようになりました。さらに冬に腰痛を発症し投球練習が出来なくなったことで避けていた食トレを敢行。一時90キロにまで体重を増やしました。

 投手向きの柔らかい体つきをしており、素材型として大きな伸びしろが期待されています。

 

【なぜ指名されたのか】

 育成選手の中で特に素材型としての要素が強い選手。投球内容としてはストレートに伸びがあるものの、変化球はまだ精度不足で変化量もあまり大きくないため、1年目からフル回転するタイプではありません。

 大きな評価ポイントとして伸びしろをあげられるようにまだ下半身も細く、体が大きく使える体の柔らかさもあり、しっかり体を作れば大きく伸びる可能性を秘めています。またマウントからリリースポイントまでの距離が平均180センチのなか、吹田選手は210センチと球持ちの良さの評価されており、現状は未完成部分が多いものの、投手向きの素材が揃っているため時間がかかるが大成できると期待され指名されました。

 巨人は体づくり専門のトレーナーであるゴールドジム・鈴木トレーナーだけでなく、動作解析室を新設し専門の設備やスタッフを導入したりと、素材型選手の技術面を向上させるための取組も行っています。

 

 

【1軍起用への課題】

 現状では変化球の精度・コントロール全般に課題があるため、ストレートへの依存度が高いことが課題となります。

 持ち球の中ではスライダーが比較的変化量が大きいカーブ系の軌道で投げられる球ですが、真ん中高めに抜けることが多いため決め球に出来る精度はまだありません。さらにクイックになると変化球のコントロールがボール1つ分ずれるようになり、ボールカウントが増える苦しい投球となっています。

 変化球の精度が甘いため投げられるゾーンが狭い左打者に対してカウントを悪くすることが多く、左打者に決め球となるカット・フォークの精度を上げることが必要。2~3年は2軍と3軍を往来しながらゆっくりと育てていく選手。そのためフル回転は求められませんが、伸びしろを首脳陣は見ているため、1~2年目で成績よりもどれだけ体重や球速を伸ばせるかがアピールポイントになります。