読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

シンカーも使えるサイド右腕 早稲田大 田和 廉選手 大卒右腕投手

◇14日 東京六大学野球春季リーグ戦 早大13―3東大(神宮)
 トミー・ジョン手術から昨秋復活した早大の右腕が、リーグ戦初先発で初勝利を挙げた。これまで救援登板だけだった田和廉投手(4年・早実)が5イニングを6安打3失点。「プロに行くために長いイニングを投げられるのを見せたかったが、2巡目に入ってランナーを背負ってから自分の投球ができなかった」。これまで最長は2イニングで、148キロもマークした直球を軸に3回まで無失点は収穫だが、変化球を増やした中盤の失点を反省した。
 抑えだった昨秋は8試合に登板して防御率0・96で、大学ラストイヤーは先発陣に名乗りを上げた。4回に先頭の死球から1点を返され、5回は2つの内野安打を含めて4安打を集中されて2失点した。この回を投げきって88球で降板した右腕に、小宮山悟監督は期待を込めて厳しい言葉を投げかけた。「5回は不運な当たりもあったが踏ん張らないといけない。プロへ行きたいのであれば、80球前後で、ヒーヒー言っていては…。ただ、5回以外は満点をあげてもいい」。隣で聞いていた田和は、ゲキを胸に刻んだ。

早大・田和廉、初先発で初勝利 小宮山監督はプロ志望右腕にあえて厳しい言葉【東京六大学春季リーグ】:中日スポーツ・東京中日スポーツ

 

【田和選手の紹介】


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183センチ85キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・シンカー・カット

 

 セットから重心を落とし、スリークォーターよりも低い角度から力強く振り抜くフォームから最速152キロ、常時140中盤のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台のスライダー、120キロ前後のシンカー、130キロ台のカットボールを投げ込んでいきます。

 武器は低いポイントから投げ込む威力のあるストレートとスライダー、シンカーのコンビネーション。サイドに近い高さから140中盤の低めに集まるストレートを中心に、左打者には外に逃げるシンカーと縦のカットを使い、右打者にはスライダーで打ち取っていきます。

 チームでは主にリリーフで起用。2年時に肘を痛めトミージョン手術を敢行。リハビリ期間にウェートやスクワットトレで下半身を強化。体重を10キロ前後増量し下半身が安定したことで出力が上がったと語っています。

 低い軌道から速球を投げ込めるリリーフ候補として指名が期待されます。

 

【指名への課題】

 課題の一つは変化球の精度。抜け球が多いタイプでなく、変化が早すぎて見切られる球が多く、特にクイックになると変化の早さがより顕著になります。クイックになると目に見えて腕の振り、上半身の突っこみ方が大きくなり、ストレートもすっぽ抜ける投球が増えています。

 またコントロールでなく球速と縦の変化球の落差で打ち取るタイプですが、スタミナが切れてくると縦の変化がほとんど落ちないため空振りが取れなくなり、ストレートへの依存度が悪化。自分に向かう軌道で投げ込まれる右に比べ、自分から逃げる球がメインの左打者はしっかり踏み込めアウトコース中心になり引っ張れるため、速球にも対応できる左野手からの被打率が悪化しています。

 このため先発として見通しがたたず、現状はリリーフ運用がメインになっています。

 

 

【指名順位予想】

 現状の課題はクイック時の変化の早さとスタミナ。そして本人も目標に挙げているさらなる球速アップ。平均2~3キロ伸びれば今の投球スタイルでも力押しできるようになります。変化球を安定させるか平均球速アップのどちらかは必須のため、現状では3年秋から本格稼働のため、伸びしろも評価し5~6位候補になります。

 フォームに特徴がありシンカーも使えるため、横スライダーの変化量が上がり平均球速も上がれば中継ぎの見通しが立ち、3~4位候補になります。