◆高校野球秋季大会静岡県予選 ▽1回戦 駿河総合9―1焼津水産(18日、草薙)
県予選1回戦の残り27試合が行われた。駿河総合は身長186センチの大型右腕・一ノ瀬太一(2年)が8回10奪三振1失点と好投し、焼津水産を9―1で下した。
186センチ、90キロの駿河総合・一ノ瀬が、焼津水産打線を力でねじ伏せた。2回の先頭打者に三遊間を破られると、「テンポに気をつけた」と低めに球を集めて3者連続空振り三振斬り。3回に1点を許したが、その後は危なげなく8回10K。MAXは140キロながら、りきまないように球速を120キロ台に抑え、制球に注意しながら新チームの初戦を飾った。
今夏の準々決勝では、優勝した掛川西に0―13で大敗。調子は良かったが、2回途中でKOされた。「球は走っていたしスライダーも切れていた。それでも打たれた。掛西打線が良すぎた」と望月俊治監督(58)。一ノ瀬も「勢いに飲まれた」と振り返る。
もちろん目指すのは県大会でのリベンジだ。敗退後は速球の質を上げることに尽力してきた。「次は抑えて勝ちます」。掛西との再戦に向けて、エース兼4番としてチームを引っ張っていく。(里見 祐司)
【一ノ瀬選手の紹介】
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186センチ90キロ 右投げ右打ち
変化球:スライダー・カーブ
ノーワインドアップからタメを作らずオーバースローよりも低い角度で力みなく投げ込むフォームから最速144キロ、常時130中盤のストレートを投げ込む右腕投手。110キロ台のスライダー、100キロ前後のカーブを投げ込んでいきます。
武器は制球重視ながら重さのある角度がついたストレート。ストレートを中心に大きく弧を描くカーブでタイミングを外し打ち取っていきます。
チームでは主に先発で起用。地方予選では2試合を投げ16回11奪三振13失点で防御率3.94となっています。地方予選は直前で腰を故障し調整が遅れながらも指にかかったストレートは高めでも打者が降り遅れています。
がっしりとした体格が魅力ながらコントロールもある制球型として、さらなる成長が期待されます。
【指名への課題】
課題はまだ投手としては荒削りで投球内容もストレート頼りで安定感に欠けること。一ノ瀬選手の持ち球はスライダーとカーブですが、どちらもストライクゾーンに投げ込むカウント球としては機能するものの、制球がアバウトなため決め球としては使えません。
このためストレート頼りで2ストライクまでは追い込めるものの、体が大きいゆえにまだ全身を使いきれておらず、決めようとしたストレートは力んでしまいフォームも倒れ、外に抜ける傾向が多くなっています。
角度がある投手の決め球はチェンジ・フォーク系の落ち球ですが、これらは腕の振りの強さやストレートと同様に振り切れるかが鍵で大型投手はこの点が大きな課題となるため、現状持ち球になく適性が未知数な点はマイナスとなります。
【指名順位予想】
評価ポイントはストレートの制球がある程度安定していること。そして大型の素材の2点になります。やはり決め球となりうるほどの変化球がないのは課題となります。カーブは非常に高低差があるため、スライダーを変化小さめのカウント兼左打者のインコースへの攻め球。そして落ち球の習得が求められます。
このため現状では指名漏れの可能性が高く、落ちる変化球が持ち球にない点がマイナスポイントとなっています。

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