最速148キロの直球とスライダーが武器の左のサイド左腕で、背番号は「047」に決定。担当の木佐貫スカウトは「先発をしているときも見ていたんですけれど、特に今年の秋にリーグ戦ではリリーバーでの出番も多くて。リリーバーの時が、投げっぷりもまたさらに良くなっているという印象がありました」と左腕の魅力を説明した。
さらに対左打者への強さなど、リリーバーとしての素質も備えていると評価し、「ジャイアンツでは中川投手とか、高梨投手と腕の出(どころ)も似ている。彼らの姿も見て、そういうポジションにいけるように頑張ってもらえたらなと思っています」と飛躍を期待をした。
【河野選手の紹介】
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180センチ90キロ 左投げ左打ち
変化球:スライダー・ツーシーム
膝を曲げ低くセットで構え、上半身を一塁側に倒しながらサイドスローの角度で投げ込むフォームから最速148キロ、常時140前後のストレートを投げ込む左腕投手。120キロ台のスライダー、130キロ前後のチェンジ、130中盤のツーシームで打ち取っていきます。
武器は横の角度から投げ込むストレートとスライダーのコンビネーション。横に動く軌道で見分けがつきにくいストレートとスライダーで空振りを奪い、ストレートを狙った打者をツーシームで打ち取っていきます。
チームでは先発・中継ぎ両面で起用。1年生から登板し200イニング以上を投げた鉄腕で、もともとはスリークォーターの角度で投げ込んでいたものの、より打ちにくさを目指すために日ハム・宮西選手を参考に現在の角度にたどり着きました。
中川・高梨・大江選手と続く変則左腕中継ぎとして獲得されました。
【なぜ獲得されたのか】
大学では先発・中継ぎ両面で起用されていたものの、担当の木佐貫スカウトは中継ぎとして評価しています。左の変則は中川・高梨・吉村選手がいるものの、高梨選手は年々安定感の欠如と故障が目立ち、吉村選手も故障が多くなかなか2軍にも定着できていません。
一方で変則投手はあまり数が求められるタイプではなく、フォームを崩したときの再現性の難しさや肉体への負担による故障のリスクを抱えているため、かなりの変則は指名順が低くなりがち。
河野選手はまだ球速帯に物足りなさがあるため即戦力とはならなかったものの、支配下を先発ローテや岡本選手が抜けた後のスラッガー、外野手レギュラーに割く必要があったため、中川・高梨選手に衰えが来る2~3年後の戦力化を目的に育成でとれる選手として獲得されました。
去年は故障者が続出し2~3軍を回すために高卒1年目をローテでフル回転させるほどの状態だったため、大きな故障がなく先発・中継ぎどちらの経験がある点も獲得された理由の一つと考えられます。
【1軍起用への課題】
右に対してはストレートと小さく落ちるツーシーム。左に対してはストレートと同じ軌道で逃げるスライダーのコンビネーションで打ち取っていきます。ツーシームはプロ入り後に覚えた変化球で、ツーシームを活かすために低めを意識した投球で打たせて取るピッチングを披露できています。
しかし左に対してはストレートとスライダーの2種類しかなく、セット時であればフォームの見づらさが武器に出来ていますが、課題はクイックになった場面。
クイックになると上半身の傾きが小さくなり、腕の角度もばらつきが出てコントロールが悪化しています。バッターからも見やすくなっておりセット時よりも微妙なコースを振らなくなっています。140超えるかどうかと球威があるほうではなく奪三振能力は低いため、粘れるタイプの打者だとばらつきが致命的となり打ち取り切れず、ボール球の多さにもつながっています。
またクイックとしてはあまり早いほうではなく、左腕といえど盗塁のリスクが高くなっています。

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