明徳義塾は、エース左腕の池崎安侍朗(あんじろう)が演じた10回3失点の力投も報われず、タイブレークの激闘の末に昨春王者の前に屈した。9回までは被安打5、1失点の好投。しかし同点の10回1死二、三塁で詰まらせた打球が中前に落ちる勝ち越し打を許すと、暴投での追加点も献上。「(タイブレークは)無失点に抑えれば勝てると思っていたけど、情けないです」と責任を背負った。
昨夏の甲子園では、鳥取城北(鳥取)との2回戦で95球完封。一転、今回は8回途中で100球を超えるなど計138球を投じた。日が落ち、冷たい強風も吹きつける過酷な環境でも「終盤は肩肘が張り、7、8回から球数を見ないようにした。球数を気にするようでは投手ではない」と力を出し尽くした。
【センバツ】明徳義塾・池崎138球完投実らず タイブレークの激闘に「無失点に抑えれば勝てると…」― スポニチ Sponichi Annex 野球
【池崎選手の紹介】
www.youtube.com
171センチ64キロ 左投げ左打ち
変化球:スライダー・カーブ・チェンジ
ノーワインドアップからゆったりとした始動で軸足を曲げ、力みのないスリークォーターの角度から投げ込むフォームから最速140キロ、常時130中盤のストレートを投げ込む左腕投手。120キロ台のスライダー、100キロ台のカーブ、120キロ台のチェンジアップを投げ込んでいきます。
武器は失投の少ない精度の高さとスライダー。130キロ台ながら投げ損じが少なく、力みのないフォームからすっと伸びるストレートは打者の多くが詰まらされており、ストレートとあまり球速差のない軌道の似たスライダー、チェンジアップで打ち取っていきます。
チームでは主に先発で起用。2年夏の甲子園では鳥取城北相手に100球未満で完封するマダックスを達成。さらに3年生になると投球フォームをセットからノーワインドアップにしたことで投球がまとまるようになり、選抜では健大高崎相手に10回3失点と好投しています。
制球型左腕を多く輩出する明徳義塾から現れた左腕投手として、さらなる成長が期待されます。
【指名への課題】
現状高卒左腕の中では完成度が高い選手。派手さはなく空振りをガンガン奪うタイプではありませんが、大崩れせず失投が少ないため、ある程度試合を作ってくれるタイプです。
ただギアを上げるとストレートが高めに抜けることと、引っかけさせる変化球が多いため空振りを取りたいところで精度と変化量の大きいスライダー頼りになるのが課題点。
制球を武器に打ちにくさを追求していくタイプのため、引っかけさせる変化球の他に詰まらせる変化球も欲しいところです。カットもしくは小さなチェンジで詰まらせる変化球も投げられるようになれば、さらに打ちにくい投手になれるため、変化球の伸びしろをを見せられるかが鍵となります。
【指名順位予想】
あまり身長がなく細身のため、左腕としても175センチは欲しい所。ここから球速を3~4キロ伸ばしても制球を崩さないかが注目されます。
コントロールの良さと精度の高いスライダー、さらにスタミナも十分に備えているため、左腕としては欲しいコントロールと安定した変化球を持っており、現状では5~6位の下位指名は狙えるポジションにいます。
ここからさらに指名順位を上げるには、変化球をさらに習得できる器用さと、カーブにブレーキを利かせタイミングをずらせるようになれ4位指名も見えてきます。171センチと高卒投手の身長ラインである180センチ前後に足りないので、なかなか上位指名は厳しくなっています。

コメント