巨人は27日、ジャイアンツ球場で1軍全体練習を行った。
25日に那覇キャンプを打ち上げて帰京。26日は休養日でこの日、練習再開となった。
新外国人トレイ・キャベッジ外野手はフリー打撃中に右翼に入って守備練習を行い、浅野と一緒に打球を追った。
当初の構想は中堅・ヘルナンデスで、キャベッジは一塁だった。阿部監督は内野との連係や守備範囲など総合的に判断し、ヘルナンデスとキャベッジの両外国人が左中間右中間に並ばないような布陣を思い描いていた。
だが24日のロッテ戦(那覇)で一塁で出場したキャベッジがゴロをファンブルして失策。「守備でストレスかけたくない」と米球界で最も経験の多い右翼に固定すると本人に伝えた。
その上で中堅に丸、左翼にヘルナンデスとし、一塁キャベッジと三塁の坂本や中山が打てば左翼の可能性もあった岡本を一塁で起用する方針を明言していた。
キャベッジはキャンプ中に外野でも練習はしていたが、この日から本格的にライトの練習に入った。センターでは丸、レフトではヘルナンデスが守備練習を行い新布陣が始動した。
【25年も丸選手がセンタースタートに】
佐々木、萩尾、浅野選手と若手外野手が結果を残せておらず、守備面でもセンターを守らせるには不安が残るため、オコエ選手が守ることが多くなっています。
しかしオコエ選手も打撃の波が大きく1年間の戦力としてみるには不安定。若林選手も42打数9安打で打率.214と印象的な打撃はあるものの成績自体は微妙なため、丸選手に再びセンター起用を示唆されるという異常事態。35歳で守備範囲も狭くなっている丸選手のセンター起用は避けたかったのが阿部選手の本音ですが、センターを日本人にしたい阿部監督にとって苦渋の決断もなりました。
しかし丸選手をセンターで一年間戦えるかと言われれば非常に厳しく、来年はさらに厳しいものとなります。しかし24年ドラフトではセンターはおろか外野手さえ取らなかったため、新戦力の台頭の可能性は低くなっています。
そこで25年ドラフトの状況と今年のドラフトで打開できるのか。その点に触れたいと思います。
【外野手の指名ハードルは想像以上に高い】
24年ドラフトで指名された外野手はロッテ1位の西川選手。オリ1位の麦谷選手。ヤクルト2位のモイセエフ選手、西武の2位の渡部選手、4位の林選手。楽天5位の吉納選手。
育成では西武4位の澤田選手。オリ4位の寺本選手。横浜1位の小針選手、SB10位の漁府選手、11位の木下選手となります。
支配下の中でセンターを守っていたのは西川、渡部、麦谷選手の3名のみです。この3名に限らずどの選手も長打が打てる外野手で、各球団がどれだけのハードルを見積もっているかがわかります。
支配下で通算本塁打1~2本以内で指名された外野手は21年ヤクルト2位の丸山選手、オリ4位の渡部選手が最後。この二人は50m6秒を切る俊足が武器だったため、俊足好打型外野手なら走塁が頭一つ抜け出ていないと支配下候補は厳しいものとなっています。
【25年ドラフトの注目外野手】
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センターの補強は急務の課題のため、大学・社会人・独立リーグの注目外野手でセンターを守っているのは創価大・大島正樹選手。中央大・皆川岳飛選手。中京大・秋山俊選手。早稲田・尾瀬雄大選手。大阪学院大学・エドポロケイン選手。上武大・西原太一選手。
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社会人・独立リーグではJFE西・田中多聞選手。徳島IS・藤原佑選手、加田拓哉選手。全体的に俊足好打型が目立ち、24年ドラフトのような長打力を武器に出来るタイプでセンターを守っているのはこの中では皆川選手くらいです。横浜商科・宮崎海選手が今年からセンターを守っていますが、他の選手に比べると経験が少ないため素材型扱い。
厳しい評価になりますが、24年に比べると小粒感が目立ち、俊足好打型が多い中で頭一つ飛び出た選手はまだいません。今後の伸び次第ではありますが、今年のドラフトでセンター問題を解決するのは厳しいと予想します。
25年は投手市場と右打ちスラッガーが多い年のため、1・2位で即戦力先発とクリーンナップ候補を獲得し、3~5位の枠で俊足好打型のセンターを獲得したいところです。今の巨人は長打を打てるセンターが欲しいと言っている余裕はなく、安定して守れて打率を残せるセンターを先に獲得する必要があります。

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