夏の甲子園をかけた全国高校野球宮崎大会は、24日、準決勝が行われ、私立どうしの対戦となった第1試合は、日南学園が6対5で勝って、7年ぶりの決勝進出を決めました。
第1試合は、▽第1シードの日南学園と、▽準々決勝で第4シードの聖心ウルスラ学園を破ったノーシード、日章学園の私立どうしの顔合わせとなりました。
試合は先攻の日章学園が、犠牲フライやタイムリーヒットなどで8回の表までに5対2と3点をリードします。
しかし、その裏、日南学園はツーアウトながら、二塁一塁のチャンスを作ると、4番・蔡韋辰選手がレフト前へのタイムリーヒット。
そして、9回ウラ、日南学園はツーアウト満塁のチャンスを作り、3番・田中皐晴選手に対する3球目が暴投となって6対5のサヨナラ勝ちを収めました。
夏の全国高校野球宮崎大会 準決勝第1試合は日南学園が勝利|NHK 宮崎県のニュース
【蔡選手の紹介】
蔡韋辰、左中間を真っ二つに破るツーベースヒット。日南学園高校の雄壮が大きい一打を見せる pic.twitter.com/UhUNB6A3p0
— akasen (@4kasen) May 26, 2025
191センチ96キロ 右投げ右打ち
ポジション:センター・レフト
通算3本塁打、チームでは4番センターを守る台湾人の右の大型外野手。武器は恵まれた体格から繰り出されるパワーと、スラッガーながらあまり三振しないスイングスタイル。巻き込むようなスイングで引っ張る打撃を披露する一方、アウトコースには無理に強振せずライト方向に流し打ちするスタイルも披露しており、柔らかいスイングで三振しない魅力にもつながっています。
甲子園に憧れ台湾の姉妹校から日南中に転学。1年秋からベンチ入りし、2年生では4番で本格的に起用。一時は打ちたい気持ちが先行しフォームが崩れ不振になることがあったが、体づくりができ打席で余裕が出来るようになったことで自分のスイングができるようになったと語られています。
今年トップの恵体を誇る大型外野手として、さらなる成長が期待されます。
【指名への課題】
課題は攻走守すべてにおいてまだまだ粗が多い選手であること。まず打撃についてはスラッガータイプに多い強振多様でなくヒッティングを重視したスタイルですが、まだスイング全体がぶれ気味で安定しておらず、芯で捉えきれた打撃はあまり見受けられません。
また走塁は大型としてはそれなりに足は速いものの、ベースランニングではベースに歩幅が合わず失速してしまう場面もあり、技術面ではかなり課題を残しています。
守備についてもセンターを守っているものの一歩目が遅く落下地点の見極めも不安定なため、ライナー性の当たりになると捕球がぎりぎりになってしまい、落球に繋がる場面もありました。
【指名順位予想】
素材は非常に魅力的であるものの、すべてにおいて粗が目立っており、非常に時間がかかる選手。現状では支配下の可能性は低く、同学校のOBで日本経済大から西武に4位指名された林冠臣選手がいるため、プロ志望を出さず大学でより完成度を高める方向に進む可能性が高くなっています。
もしプロ志望届を出した場合、育成10~12位候補。技術面ではかなり課題を抱えているものの、大学や社会人を見渡してもトップクラスの恵体のため、伸びしろは大きく期待されます。

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