スイングスピードの速さが魅力の中堅手 千葉スカイセイラーズ 神谷 虎之介選手 独立リーグ右外野手

<高校野球千葉大会:千葉敬愛5-4我孫子二階堂>◇12日◇2回戦◇第一カッター球場

悲劇的な幕切れだった。2点リードで迎えた最終回。同点に追いつかれ、なお一死満塁。打球が中堅手の前に落ちると、マウンド上の我孫子二階堂・神谷虎之介外野手(2年)は膝に手をつき、号泣した。

「もう野球辞めると思ってて」

高校は関東の強豪私立に入学したものの、1年の11月に退学。路頭に迷っていた時に声をかけてくれたのが、幼稚園からの幼なじみである鎌田粋匠内野手(3年)だった。鎌田の熱心な誘いによって、同校に再入学し、野球人生を再スタートさせた。

幼なじみがいるとはいえ、新しい環境に飛び込むことは不安だった。それでも「最初のバッティング練習の時に『神谷がいればこのチームは勝てる』とみんなが言ってくれて。そこから徐々に仲が深まった」。自分を受け入れてくれたことが何よりもうれしかった。感謝の思いを胸に練習を重ね、高校通算38本塁打、投手としては最速148キロを記録するまでの選手に成長した。さらに、三浦大地監督(31)が「彼を目指そうと思ってプレーするので、かなり影響があった」と話すように、チームにも好影響をもたらした。

学年は2年生ながら再入学のため、これが最後の夏。強い覚悟で挑んだ試合で敗れはしたが、投打で躍動した。

「楽しかったですし、このチームで良かったと思っています」

我孫子二階堂・神谷虎之介、恩返しを誓った夏は初戦敗退「このチームで良かった」/千葉 - 高校野球夏の地方大会 : 日刊スポーツ
悲劇的な幕切れだった。2点リードで迎えた最終回。同点に追いつかれ、なお一死満塁。打球が中堅手の前に落ちると、マウンド上の我孫子二階堂・神谷虎之介外野手(2年)… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...

神谷選手の紹介

182センチ92キロ 右投げ右打ち

ポジション:センター・ライト

   経歴:我孫子二階堂高ーヌーベルベースボールー千葉SS

  解禁年:2026年

 通算1本塁打、身体能力の高さが武器の右の大型外野手。チームでは主に1~2番で起用され、スイングスピードを武器に1年目ながらスタメンを獲得。31試合で起用され、107打数28安打1本塁打37三振17四死球で打率.262となっています。

 また50m6.1秒の俊足も兼ね備えており、広い守備範囲を誇るだけでなく、9盗塁とリードオフマンとしての役割を果たしています。高校時代は最速149キロの投手としても起用されていたため、遠投110mと中堅手としてはかなりの強肩。3ツールが揃った外野手となっています。

 高校では関東の強豪高に入学するも、チームについていけず1年生で退学。我孫子二階堂高に再入学し、38発を放つ外野手にまで成長しました。再入学のため2年生までしか公式戦に出られず、3年生では社会人クラブのヌーベルベースボールに所属。卒業後は千葉SSに入団しました。

 千葉では野手に専念したことでさらなる成長が期待され、高卒2年目の年齢と伸びしろもある外野手となっています。

指名への課題

 課題は引っ張りの意識が強すぎる点。神谷選手はスイングスピードが速いため長打が狙える引っ張りの力強いスイングが多く、逆方向への意識が少なく引っ張りのスイングが多くなっています。

 アウトコースにあまり手を出せないため打ちに行くゾーンが小さく、引っ張りやすいインに入ってくる球が来ると無理をしてでも打ちにいき、窮屈なスイングになっています。

 5/8~6/21の打撃成績でも、47打数15三振。三振以外の32打数のうち、レフト方向、三塁・遊撃への打球が20本と、6割以上がレフト方向への打球になっており、引っ張りへの意識が非常に強くなっているため、右投手のスライダー系が弱点となっています。

指名順位予想

 現在高卒2年目と伸びしろがある年齢のため、即戦力よりも将来性が広がる要素を持っているかどうかが順位に影響します。

 その点神谷選手はスイングスピードが速く、スラッガーまではいかないまでも中距離打者の要素を持っており、センターを安定して守れ、強肩のため長打力を伸ばすためスピードを犠牲にしてもライトに回すこともできます。

 このため外野手としては将来性がある選手。ただ打撃に癖があるため、現状では育成2~3位指名候補となります。

タイトルとURLをコピーしました