読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2019年読売ジャイアンツ戦力外候補一覧【育成選手編】

 

www.giantsdraft.site

 今回は育成選手の戦力外予想。育成はここ2年は高卒中心指名が続いており大量数の戦力外の可能性が低いポジションですが、起用できる数は限や球団としてのキャパも限られるため戦力外は今年も出る可能性が高くなっています。

 

 

【投手編】

【①:山下 亜文選手】

f:id:okimono:20190925151957p:plain

2軍成績:2試合2回0勝0敗0S1四死球0失点 防護率0.00

 18年にソフトバンクを戦力外にされトライアウトを受験。そこで巨人の目に止まり育成契約となった選手。制球難であるもののストレートに力があることを評価され獲得となりましたが、キャンプでの紅白戦では3連続四球から失点という不甲斐ない内容で3軍暮らしが続きました。

 その後制球改善のためサイドスローに転向。ただ目に見えるほど制球は改善されず、球速も落ち迷走状態となっています。戦力外獲得選手はだめなら1年で首を切られる立場の選手であり、亜文選手もその一人となっています。

 

 

【追記】10月1日、契約を結ばないことが発表されました。

【②:巽 大介選手】

f:id:okimono:20190930195052p:plain

2軍成績:1試合1回0勝1敗0S5失点防御率9.00

 15年6位指名で巨人に入団。長身パワー左腕として期待されましたが、相次ぐ怪我に悩まされ2軍登板すらわずか4年でわずか23試合。今年にいたっては1試合に留まっています。

 スピードはありロマンはあるものの、いかんせん長期離脱する怪我が多く、元々は支配下指名から育成となっているため、一度戦力外となっている選手。このため成果が出なければ首を切られる可能性が高い選手であり、何より怪我による離脱が多すぎるのは支配下するうえで大きな課題となります。このような離脱を何度も繰り返しているため、残念ながら戦力外候補となっています。

【追記】10月1日、育成再契約が発表されました。

【野手編】

【①:高山 竜太朗選手】

f:id:okimono:20190925150623p:plain

2軍成績:20試合38打席4安打1HR7打点4四死球打率.121

 打撃に課題を持つも強肩として期待された大卒捕手。今年が一つのラインである育成3年目となりましたが、課題である打撃は全く改善されず、3軍ですら打率1割台というありさま。武器だった強肩も目を見張るほどのものはなく、肩はいいがそれをフィールディングで活かしきれていませんでした。3年たっても打撃を全く改善できなかったことから戦力外候補となっています。

 

【追記】10月1日、育成再契約が発表されました。

 

【②: 田島 洸成選手】

f:id:okimono:20190925151458p:plain

2軍成績:7試合8打席2安打0HR0打点1四死球打率.286

 今年で育成4年目となる内野手。実は15年育成組で増田選手とともに現在も残っている数少ない選手ですが、指名当時から独立リーグでの打率・守備率の悪さから3軍の数合わせとしての獲得と揶揄されていました。

 そんな3軍も徐々に高卒選手中心にシフトしており、3軍内野手は現在比嘉・折下・黒田選手で構成されており、来年はここに手術明けの増田陸選手も加わります。坂本選手のショートとしての衰えからさらなるショート候補の獲得が予想されており、そうなれば内野はさらにひっ迫します。このため年齢も上で2軍もまともに出場できていない田島選手は戦力外候補となります。

 【追記】10月1日、契約を結ばないことが発表されました。

【なぜあの選手は入っていないのか】

【①:與那原 大剛選手】

 15年3位で入団したトルネード投法の長身投手。しかし1年目以降は成績が上がらず、一時トルネード投法をやめるといった迷いも現れ、18年に手術をしてから育成再契約となっていました。今年は長くリハビリ期間に入っており、もし今年1年投げなかった場合は戦力外→引退という可能性もありましたが、幸いにて復帰登板を果たし再びトルネード投法に戻っています。

 ただ成績自体は打たれることも多く、来年が正念場になると予想されます。

 【追記】10月1日、育成再契約が発表されました。

 【②:橋本 篤郎選手】

 15年育成5位で入団。球速こそ物足りないもののコントロールとスライダーの切れがある先発左腕として期待されていました。去年ついに2軍デビューを果たし今年は2軍ローテとして期待されましたが、不調が続き2軍起用はわずか4試合のみ。それも中継ぎ起用に留まりました。

 

 1軍起用への可能性を見いだせないまま4年が経過しており、すでに育成3年を超えてしまっている選手。戦力外となる可能性もありますが、若手左腕となる大江・巽・山下選手は皆結果を残せておらず、横川選手もまだまだ時間がかかります。これで一人でも目途がついていれば戦力外となりますが、将来的に計算できる左腕がいない今、橋本選手を切る余裕はないと判断しまだ残されると予想しました。

 【追記】10月1日、育成再契約が発表されました。