巨人は2024年現役ドラフトで田中瑛人選手を獲得。田中選手獲得の理由と今後の起用法は

NPBの第3回「現役ドラフト」が9日、オンライン(非公開)で実施され、巨人は日本ハムから田中瑛斗投手(25)を獲得した。

 田中は17年ドラフト3位で日本ハムに入団した25歳。多彩な変化球を器用に操る右腕だ。NPB通算で10登板で1勝4敗。今季1軍では3試合に投げて、0勝0敗、防御率11・25で、イースタン・リーグでは29試合に登板して5勝2敗、防御率2・35だった。

 巨人の阿部監督は球団を通して「田中投手は若くて将来性のある選手。ジャイアンツ投手陣の一員として戦力になってくれればうれしいです」とコメントした。

 また巨人の畠世周投手を阪神が獲得した。阿部監督は「畠投手は自分の持ち味を生かし、来季から新たなチームでさらなる飛躍を期待しています」とエールを送った。

【現役ドラフト】巨人が日本ハム・田中瑛斗を獲得 阿部慎之助監督「若くて将来性のある選手」 – スポーツ報知

 

【畠選手が阪神に、日ハムから田中選手を獲得】

 12月9日の現役ドラフトにより、巨人からは畠投手が阪神に移籍。日ハムから田中瑛人選手を獲得しました。

 今回のドラフトは全体的に中堅どころを出した保守的な結果になったように見受けられます。

 

【畠選手が出された理由】


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 畠選手が先発として1軍で起用されたのは21年が最後で、それ以降は中継ぎとして起用されています。2軍では今年も37試合に登板し1.41と好投していますが、1軍ではわずか1試合のみ。

 故障の多さと右腕中継ぎは勝ちパターンで大勢・ケラー選手がおり、8回までの中継ぎも船迫、泉選手。ロングリリーフでも平内、伊藤優、田中千選手がいます。2軍でも菊地、馬場、戸田選手。左腕でも高梨、バルドナード、中川選手に加え、今村、大江、山田、富田選手に宮原、石川選手も加入。来年31歳になる畠選手はなかなか1軍で出番がもらえず、今の年齢が他球団に移籍してもうひと輝きできるぎりぎりのライン。飼い殺しを防ぐ意味での排出になりました。

 

 

【田中選手を獲得した理由】


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 今回の指名ポイントは「若返り」です。今回の巨人の指名順は5位。日ハムが最も指名希望数が多かったため、日ハム→SB→Dena→阪神→巨人となっています。この時点で矢崎選手や伊藤選手、柴田選手といった右腕中継ぎが残っていましたが、畠選手の理由でも話した通り、去年の中継ぎ事情ならともかく、今年の中継ぎ陣で30代の中堅を獲得しても畠選手のように2軍漬けになる可能性があり、畠選手を出した意味がなくなります。

 そこで若い選手を獲得し伸びしろに期待するポテンシャル採用に変更。理想は外野手の獲得でしたが、今年の指名選手の中で野手は平沢、山足、吉田選手と内野手のみ。吉田選手が一番打力が期待できますがすでに指名されていたため、欲しかった外野手はとれず、2~3年後の戦力になる若手獲得に走りました。

 それならばドラフトで1名取ればよかったのではないか、という話になりますが、現役ドラフトは最低1名は獲得する必要があるため、現役ドラフトで出された選手の中で一番ポテンシャルが期待でき、かつ若い選手が田中選手だった。ドラフト本会議と現役ドラフトの指名戦略は全く別と考える必要があります。

【田中選手の起用について】

 24年の田中選手はファームでは29試合に登板も先発は5試合のみ。ただ阿部監督は菅野選手が抜けた先発ローテを立て直すために平内、伊藤優選手といった中継ぎ選手も先発スタートと話しており、田中選手も2軍で先発スタートになる可能性があります。そこも期待しての若い選手ですが、1軍実績がある平内・伊藤優選手や堀田選手たちに比べると制球難もありフォーム改造も必要であることから優先度は低めとなります。

 2軍スタートで夏ごろに1軍お試しがあれば順調と評価できます。ストレートと本来の持ち球であるフォークと投球割合の多い縦のスライダーを評価して中継ぎとして割り切って起用するなら、お試しはもっと早くなります。

 

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