【東京六大学野球・秋季リーグ戦】
○ 早大 3X - 2 慶大 ●
(28日・神宮)早大は逆転を許した直後の最終回の攻撃で、代打・小澤周平内野手(2年・健大高崎)が決勝打を放ち、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。
早大ナインが一斉に一塁ベンチから飛び出した。2−2の同点で迎えた9回二死満塁で代打・小澤が快音を響かせ、スコアボードに「2X」を刻んだ。「金森さんの「センター前でいい」という声が聞こえたので、どんな当たりでもいいからセンター前に落としてやろうと思って、初球から振っていきました。真っすぐで来るだろうと思ったので、狙っていました」。狙い通りの一振りで試合を決めると、ものすごい勢いで駆け寄ってきたチームメートにもみくちゃにされ、「何があったかよくわからなかった」。それでも「本当にうれしかったです」と勝利を噛み締めた。
悔しさをバットに乗せた。今季は開幕カードの東大戦で2戦連続のマルチ安打と好スタートを切るも、以降6戦でわずか1安打と打棒を発揮できず。法大2回戦でスタメン落ち、この日もスタメンを外れた。「今日はスタメンを外れるだろうなと思っていたんですけど、いつでも行ける準備はしていました」と巡ってきたチャンスをしっかりモノにした。小宮山悟監督は「外丸との相性を見て」と小澤ではなく、田村をスタメンに起用した意図を説明。しかし「明日は小澤で行きます」と背番号35の活躍ぶりを高く評価した。
華の早慶戦で初戦を勝ち切り、これで6季ぶりのリーグ優勝に王手をかけた。「全力でプレーをして、優勝を掴みたい」と小澤。早慶戦2連勝で、天皇杯奪還を狙う。
早大が逆転サヨナラ勝ちでリーグ優勝に王手 スタメン落ちの小澤周平が代打で殊勲打「狙っていました」 | BASEBALL KING
【小澤選手の紹介】
www.youtube.com
172センチ74キロ 右投げ左打ち
ポジション:サード・セカンド
大学通算3本塁打、フルスイングで長打を生み出す左の内野手。武器はしっかりと振りきるスイングで長打を生み出す打撃力。
チームでは主にサードで起用。高校までは主にセカンドスタメンが多かったものの、大学ではサードをメインに、サブポジションでセカンドを守っています。50m6.2秒の足の速さと打球反応の良さを活かした広い守備範囲が魅力となっています。
3年春から助監督に就任した元西武の金森氏のアドバイスでフォームを修正。バットを動かすフォームを最短でスイングするフォームにしたことで速球にも対応できるようになり打撃が向上。3年春には31打数10安打6打点1本塁打で打率.323とキャリアハイの成績を残しています。
プロ入りを見据え再度セカンド守備練習にもついており、強打者のセカンド・サードとして期待されます。
【指名への課題】
課題はアウトコースへの対応。小澤選手は引っ張るスイングが非常に多く、インコースに対しては3割近い打率を誇っています。一方でアウトコースを苦手としており、特にアウトコースに投げるまっ直ぐ落ちるフォーク・チェンジ系の変化球を苦手としています。
引っ張りを意識しているためアウトコースには振り遅れることが多く、さらにアウトコースのまっすぐ落ちる変化球に引っかける打撃が多くなっています。そのため引っ張りやすい左投手よりも、外に落ち球を投げやすい右投手を苦手としています。
また守備では守備範囲は広いものの、スナップスローはあまり強いほうでなく、肩を使えないランニングスローは送球が弱く、ランニングスローが多いサードでは送球の弱さが課題となります。
【指名順位予想】
本人もサードは大柄でパワーがある選手が求められるため指名は厳しいとみており、サードとして評価するにはスローイングの弱さ、大学では長距離打者よりも巧打者に近い打撃スタイルでは物足りなさがあります。そのため守備範囲の広さを活かしたセカンドメイン。来年は高い守備能力を持ったショートの山縣選手とセカンドを守る梅村選手がが卒業するため、セカンドを守る機会も増えます。
ただ早稲田は順位縛りを設けることが多く、育成指名は本人が強い希望で育成を受けた大竹選手(=SB17年育成4位)以外受けることがないため、育成指名を受ける可能性は低いと思われます。
ショートを守れれば今の打撃でも指名の可能性は出てきますが、セカンドはショートよりも打撃が求められるため、4年の打撃成績が3割越え+3本塁打以上を達成すれば3~4位指名候補。来年は野手の目玉が少ないため、その中で中距離打者以上になればサブポジ持ちの打撃が売りの内野手として期待できます。


コメント