星槎道都大の伊東佳希投手(4年=旭川北)が、東京ガスに進むことが決まった。広島にドラフト3位で指名された滝田一希投手(4年=寿都)との2枚看板で全日本大学選手権出場に導いた最速150キロ右腕は、プロ入りを目標に社会人野球の強豪に進む。
プロ志望届を提出するも、10月のドラフト会議では指名漏れ。下位であれば指名の可能性もあったが「技をもっと上げてからプロに行っても遅くないという判断で、(順位を)縛らせてもらった」。広島3位の滝田が地元メディアなどに連日取り上げるのを目にして「いいなと思いましたね」と本音を吐露しながらも、「1年間思ったような投球をできなかった。自分は今年じゃない」と気持ちを切り替えている。
入社するのは2021年の都市対抗で日本一を達成している東京ガス。22年の同大会でも2年連続の決勝進出を果たし、日本選手権でも準優勝経験がある全国屈指の強豪だ。芦川副部長と二本柳マネジャーが同じ旭川北出身という縁もあって参加した練習会で実力を評価され、内定を得た。
同社には、21年都市対抗で大会最優秀選手賞にあたる橋戸賞を獲得している臼井ら好投手がそろう。年明けからチームに合流予定の伊東は「僕が先発として一勝でも多くさせられるような投手になってみせる。2年後ドラ1が目標」。名門投手陣の柱となって全国舞台で名を上げ、25年ドラフト会議で指名を目指す。
【伊東選手の紹介】
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173センチ82キロ 右投げ右打ち
変化球:スライダー・カーブ・カット・フォーク
経歴:旭川北高ー星槎道都大ー東京ガス
解禁年:2025年
セットから足を上げたところでグラブを跳ねさせるようにタメを作り、軸足を曲げオーバースローよりも低い角度で振り下ろすフォームから最速150キロ、常時145前後のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、130キロ台のカットボール、130キロ台のフォークを投げ込んでいきます。
武器は伸びのあるストレート。140前後でも空振りを量産する伸びのあるストレートを中心に、小さな変化のカットと大きく曲がる縦のスライダーでカウントを稼ぎ、まっすぐ落ちるフォークで打ち取っていきます。
チームでは主に先発で起用。東京都二次予選では2試合を投げ11回3奪三振4失点防御率3.27となっています。
伸びのある直球とスライダーが魅力の右腕として、さらなる活躍が期待されます。
【指名への課題】
課題はストレート以外の球種の精度と4回以降のストレートのばらつき。伊東選手の武器はストレートとスライダーですが、クイックになると変化球の精度が全体的に悪化。特に変化量が落ち込み、変化球で空振りを奪えずストレートへの依存度が高くなっています。特にフォークが弧を描かず叩きつけたような直球になってしまうため、クイックになると投球の引き出しがかなり少なくなり、苦しい投球になっています。
また武器であるストレートもスタミナが切れてくる4回以降は露骨に球速が落ち込むうえ再現性も悪化しており、130中盤~140中盤と1イニングの中でも球速にかなりのばらつきが出ています。
【指名順位予想】
先発としてはまだ実績が少ないこと。スライダー以外の変化球は決め球や安定感に欠ける点。そしてストレートも球威にばらつきが目立つことから、即戦力評価とはなりません。また素材型といったタイプでもないため、現状では指名漏れの可能性が高くなっています。
ストレートが常時145前後、さらにフォークとカーブの変化量が安定するようになれば6~7位指名候補になります。

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