制球のよい大型左腕 霞ケ浦 市村 才樹選手 高卒左腕投手

<高校野球茨城大会:明秀日立7-2霞ケ浦>◇25日◇準決勝◇ノーブルホームスタジアム水戸

昨夏の茨城王者で、甲子園では智弁和歌山に勝利した霞ケ浦が、準決勝で姿を消した。

先発した三浦颯介投手(1年)が初回から制球を乱し、2回途中を3安打4四死球4失点。代わったエース市村才樹投手(3年)も相手打線の勢いを止められず、6、7、8回に各1点を奪われた。

打線は3回に大石健斗外野手(3年)の適時打で1点、5回に相手の暴投の間に1点を返すも、反撃は2点止まりだった。

市村は試合後に「メンバーに入れていない3年生の分も甲子園に行って、もう1度あの場所で戦おうと思ったんですけど…最後粘りきれなくて、本当に申し訳ないです」と涙を流して言葉を詰まらせた。

【高校野球】昨夏甲子園出場の霞ケ浦が準決勝敗退 エース市村が涙「本当に申し訳ない」/茨城 – 高校野球夏の地方大会 : 日刊スポーツ

 

【市村選手の紹介】


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188センチ86キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・カット・チェンジ

 

 セットからゆったりとした動きでオーバースローよりも低い角度から振り下ろすフォームから最速130キロ、常時120後半のストレートを投げ込む左腕投手。110キロ台のスライダー、90キロ台のカーブ、120キロ台のカット、120キロ台のチェンジを投げ込んでいきます。

 武器はコントロールよく投げ込む角度のあるストレート。120キロ台ながら差し込む球威のあるストレートで、打者は外野深くまで打ち返せず打ち取られています。さらにブレーキの効いたスライダーでタイミングを外し打ち取っていきます。

 チームでは主に先発で起用。夏の地方予選では途中出場も多かったものの、途中ながら5回以上を投げるロング起用をこなしており、5試合30(1/3)回で24奪三振自責点3で防御率0.83と結果を残しています。

 

【指名への課題】

 課題は長身左腕ゆえのフォームの緩み。市村選手の限らず長身左腕の多くは上半身が突っ込みすぎないようにするため腕の振りを緩める場合が多く、市村選手もその傾向が見受けられます。

 ストレートに関しては腕の振りが強いストレートは低めに抜けてしまうことが多く、真ん中に収束するストレートは腕を振る瞬間に勢いが緩み、球威が落ち込んでしまっています。

 またスライダーもクイック時は投げる瞬間に腕が緩んでいるためスピードが遅くなっています。一方でしっかり振れたスライダーは高めに抜けてしまっており、まとまった投球をするにはどうしても腕を緩めざるを得ない状況です。

 

 

【指名順位予想】

 大型左腕ですが制球をまとめるには腕を緩めなければならないため、ここから球速をどうやって伸ばすかが課題となります。このため高卒時点で強く腕を振れていると上位候補になりますが、緩い振りだと育成方法に課題があり、球速を上げるために制球が悪化するリスクがあるため、順位は低くなってしまいます。

 現状では育成4~5位指名候補。大型左腕はなかなか育成が難しく、それでいて想定よりも球速が伸びないことが多いため、支配下指名は難しい素材となっています。

 

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