◇練習試合 巨人―広島(15日・那覇)
巨人の育成5位・知念大成外野手=オイシックス=が「8番・左翼」で出場。対外試合初戦の第1打席から「カメレオン打法」を披露した。
2回2死一塁で広島先発・岡本と対戦。バットを立てたオープンスタンスで豪快なスイングで2球目を強振した。カウント0―2となると、クローズドスタンスでバットを寝かせるフォームに変更。結果は遊ゴロとなったが、昨季イースタンリーグで打点王を獲得した引き出しは見せた。
【知念選手の紹介】
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181センチ85キロ 左投げ左打ち
ポジション:センター・レフト
経歴:沖縄尚学高‐沖縄電力‐オイシックス
腰を落とし大きく足を広げ、懐を大きく開けバットを立てる独特のフォームが特徴の左打外野手。
沖縄電力では投手として入団するも結果を残せず、5年目に身体能力の高さを活かし外野手に転向。プロ志望を掲げていた知念選手はオイシックスのNPB入りをきっかけに沖縄電力を退団しオイシックスに入団しました。
1年目に最多安打と首位打者を獲得するも指名漏れ。長打がないとプロ入りは厳しいと2年目はバットを3センチ長いものに変え、打撃も長打を求めたスイングやスイング力強化に繋がるトレーニングを続けたことで、2年目は9本塁打を記録。外野手が不足する巨人に指名されるに至りました。
【なぜ獲得されたのか】
イースタンでは首位打者・最多安打を獲得しており、実績は十分。担当スカウトもイースタンでの結果を踏まえた打撃能力を評価しており、打てる選手が不足する巨人にとって補強ポイントでした。
ただ年齢も今年で26歳と伸びしろはあまり期待できず、打撃フォームも非常に癖があるため、通用せず大きく修正すると、自分の打撃を失い全く戦力として計算できなくなるリスクをはらんだ選手。
また独立リーグからの入団の中でも、2軍所属の独立リーグチームというサンプルが少ない入団経緯で、野手に至っては初。2軍で首位打者まで取った選手を獲得することで、2軍成績がいい独立リーグ選手を1軍戦力として見込んでよいのか。今後くふうはやて、オイシックスから野手を取るかどうかの指標になる選手となります。
【1軍起用への課題】
課題の一つはフォームが原因の直球への対応。
知念選手のフォームは肘周りを大きく開けたフォームで、上半身を捻りやすいためインコースを巻き込んだような打撃で長打に出来ています。一方でアウトコースに対しては上半身だけの当てたようなスイングになりがちで、特に直球に対してはフォームの始動が遅くスイングまで時間がかかるフォームであるため、振り遅れ気味なうえ差し込まれ逆方向に伸びがありません。
緩い変化球に対しては対応できるフォームですが、ストレートにはふり遅れが目立つフォームなため、1軍クラスの150前後のストレートに対応できるかが不安点となっています。
もう一つは守備で、特にバック守備の目測誤りが多い。練習試合やノックでも背面走行での守備でエラーをしており、これはオイシックス時代もセンターで同様のエラーをしています。足が速いため前進や横移動の守備は問題なく守れているものの、下がりながらの守備の目測誤りが致命的な課題となっています。

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