混迷する巨人のセンターレギュラー問題。現状のレギュラー候補と2軍の候補は

◆オープン戦 巨人―ヤクルト(21日・那覇)

 巨人の松本剛外野手が「1番・中堅」で先発出場。初回の守備でいきなり、チームを救う美技を見せた。 0ー0の初回2死一、二塁だった。ヤクルト・オスナが内角147キロシュートを捉えた大飛球が中堅方向へ。打球から目を切らさず背走した松本はフェンス際でジャンプしながら好捕。左翼から右翼方向へ風が吹く中、最短距離で落下地点へたどり着く状況判断が光った。

【巨人】「1番・センター」松本剛がオープン戦初戦の初回にいきなり美技!オスナの大飛球を背走好捕 – スポーツ報知

 

【なかなか安定しないセンターレギュラー問題】


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 他球団が悩むショートやキャッチャーでは定期的にレギュラーレベルが出てくる巨人ですが、一方で苦労しているのがセカンド・センター。特にセンターは丸選手をFAで獲得し一時は解決したものの、その丸選手も衰えでセンターどころかライト守備も厳しいレベルとなっており、今年松本選手をFAで日ハムから獲得しました。

 しかし松本選手も今年で33歳と衰えが見える年齢で、オープン戦でも打撃には物足りなさが残る結果となっています。

 そこで今回は現状の1軍センターレギュラー候補と、2軍のセンター候補の現状について触れていきます。

【1軍のセンター候補について】


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 現状のセンター候補ですが、筆頭は松本剛選手です。これは成績というより、阿部監督の強い希望で獲得した上、自由契約やトレードではなくFAで獲得した以上、故障やよほどの不振がない限りはレギュラーです。

 しかし阿部監督にとって今年は契約最終年度である3年目。打てない状態が続けばFAであってもレギュラーははく奪されます。松本選手はセンター守備は巨人の中では安定しており、右打ちの意識も強いことからランナーがいる場面の代打兼守備固めの役割にもなる選手。そのため他のセンター候補が重要になりますが、その中で2番手として結果を残しているのは3年目になる佐々木 俊輔選手。


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 今年は肘を大きく開きバットを寝かせて構えるフォームに変更。しっかりとタメを作れており、低めの変化球にも安易に三振せず上手く拾えるようになっています。センター守備も3年目になり大分安定するようになっており、あとは1・2番として走塁面の確実性が上がればレギュラーがより近づきます。

 去年はキャベッジ選手をセンター守備について強行スタメンも行われましたが、阿部監督は1年目から「センターは日本人で固めたい」と語っている以上、最終手段になります。

 

【ドラフト1年目組の現状は】


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 ドラフト4位の皆川岳飛選手は大学時代はセンターを守っており、現在も1軍帯同で起用されています。ただセンター守備は上記2名に比べると範囲が狭く、打撃も単打が目立ち、実戦も中盤になり1軍クラスの投手の壁に押され始めており、開幕は2軍スタートの可能性もあります。ですが打撃以上に四球による出塁率が高く、


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 育成5位の知念大成選手は1年目ですが26歳になり、最初から結果が求められる選手。1軍に帯同しているものの、守備面でも課題が大きく目立っています。特にバックしながらの目測誤り。送球で横手投げになり山なりの送球になっています。中盤になり1試合1安打はできるようになっているものの、守備に不安があるため、よほど打てないと、センターどころか支配下は厳しいものとなっています。

 

【中山選手のセンター起用はあるか】

巨人の中山礼都内野手(23)が15日、志願参戦する「みやざきフェニックス・リーグ」で「対左投手攻略」と「外野守備力向上」をテーマに掲げた。同リーグに16日から参加するため宮崎入り。「来年に向けてやりたいことを取り組むいい機会だと思って志願した。レフトやライトだけではなくセンターも取り組みたい。打撃では左投手の対応に課題が残ったので、どうアプローチしていくか考えてやりたい」と貪欲に見据えた。

巨人・中山礼都、志願参戦フェニックスLで向上目指す攻守“2つのテーマ” – スポーツ報知

 期待したいのは打撃で非凡な才能を見せる中山選手のセンター転向。本格的に外野手転向となり、ライト守備で強肩を見せています。フェニックスリーグではセンター守備の経験も積みたいと語っており、センター候補の一人です。

 中山選手がセンターに座れば外野手問題は大きく好転しますが、2軍でもライトスタメンが多く、センター守備は外野守備の要。まだ外野守備の経験が少ない中山選手をいきなりセンタースタメンで起用するのはエラーどころか交錯による故障のリスクもあり、2軍で守備経験を積ませるほど1軍は余裕はありません。

 そのためセンターなら佐々木・松本選手が優先され、中山選手は打撃の貢献を期待して今年はライトメインが多くなりそうです。

【2軍のセンター事情】


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 2軍でセンターを守ることが多いのは育成の鈴木大和選手と平山功太選手。他には岡田悠希選手や、現在1軍に帯同している育成の宇都宮葵星選手も起用の幅を広げるために守っています。

 その中でも去年のオフから結果を残しているのが平山選手。もともとレフトで起用されることが多かった選手ですが、去年はサードに転向。さらにセンターも守り、沖縄WLではショートまで守っていました。

 

 去年は故障に悩む1年でしたが、今年は打撃面を伸ばしており、教育リーグのオイシックス戦では本塁打2本と3塁打と、沖縄WLから長打面で結果を残しています。

 2軍外野手で打撃面が期待できるのは三塚選手と若林選手、ティマ選手のみ。三塚選手とティマ選手は守備面に課題がありセンター起用は不可能。若林選手も西武時代の故障以降は守備能力が落ちており、センター守備は厳しいものとなっています。

 そのためセンターを無難に守れている平山選手がセンター候補の希望の星となっています。

【まとめ】

 優先度は松本>佐々木>皆川選手。2軍でのセンター候補は平山選手ですが、平山選手はセンター守備の経験が少ないため、2軍で早期に1軍センター候補として期待できる選手はいません。

 残念ながら今年もセンタースタメンには苦労すると思われます。26年は社会人外野手が粒揃いなので、どのように動くかが注目されます。

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