早くから今年の超目玉と目された世代No・1スラッガーには公表の広島に加え阪神と日本ハムの3球団が1位指名で競合。最終的に交渉権を手にしたのは阪神の藤川球児監督だった。セ・リーグを制した指揮官は残りクジで引き当て「最高です!」と笑顔がはじけた。
1メートル80、86キロの大型内野手で、広角に長打を打てる右の長距離砲。東京新大学リーグでは2年春に打撃3冠に輝き、今春も打率・400、5本塁打、16打点をマークするなど勝負強さと確実性も併せ持つ。昨年は三塁、今年は二塁と内野の複数ポジションも守ることができる。3年だった昨年から大学日本代表にも選出され主軸を任された。
【記事全文】【ドラフト会議】創価大・立石正広は阪神!“目玉”に3球団1位指名競合 藤川監督引いた!「最高」 – スポニチ Sponichi Annex 野球
【スラッガー=上位指名】
25年ドラフトでは創価大・立石選手や大阪学院大・エドポロ選手、青学大・小田選手、中京大・秋山選手、仙台大・平川選手といったスラッガー候補の多くは3位以内で消えました。JR東日本・高橋選手は例外的に5位で残ったものの、多くの大卒以上のスラッガー候補は上位指名で消えています。
しかし同時に多くのドラフトファンが考えることは「スラッガーは上位でしか生まれれないのか。下位で獲得した選手からは出てこないのか」ということ。投高打低状態の今のNPBでは長距離打者の市場価値はますます上がっているなか、本当に下位や育成指名から2桁本塁打者は生まれないのか。
今回はセパの過去の本塁打数と指名順位を分析し、各順位からどれだけ2桁本塁打者が生まれたかを数値化していきます。
【過去10年の2桁本塁打者と指名順のデータ】

まずは2015年~25年間で2桁本塁打を打った選手の指名順位をデータ化します。今回はあくまでドラフト指名に関するデータのため、外国人は除外しています。
また、同じ選手は重複して数えています。2桁本塁打を何度も打てる選手を獲得できる可能性がある指名順位となります。7~10位と育成はひとまとめ。その他は自由・希望枠選手です。 このグラフ完成させるまでにひたすらデータ打ち込んで5時間以上かかりました・・・
現実は無慈悲なとおり、ドラフト上位である1~3位が71%と圧倒的な数字となっています。その他の希望・自由枠は当時の上位指名にあたるため、実際はもっと高い数字になってしまいます。
将来の2桁本塁打者をドラフトで獲得したいとなった場合、やはり1~3位を使うことを避けられません。
【社会人では意外な結果も・・・】

高卒や大卒は上位が圧倒的という結果が出ましたが、社会人は傾向が変わります。社会人の2桁本塁打者はDena・宮崎選手やオリ・杉本選手や西川選手。広島・末包選手、ロッテ・井上選手などが5位以下の指名ながら連続して2桁本塁打を記録した選手が排出されており、1~3位の割合が41%と、下位からも2桁本塁打者がしっかり排出されています。

一方で2桁本塁打者全体の割合に対し、社会人は14%と総数が少なく、社会人は安定した今の立場を捨ててプロに挑むことになるため順位縛りを設ける候補も多いのが実情。そもそも候補が少なく、社会人でスラッガーを求めるのは戦略として現実的ではありません。下位からの成功率は高いが、そもそも指名数が少ないのが社会人スラッガーになります。
【まとめ】
やはりスラッガーは上位からでないとなかなか出てこず、特に大卒は8割が1~3位という無慈悲な結果が出ています。そのため長距離打者に悩むチームは、どうしても1~3位を高卒・大卒野手に割く野手ドラフトを実施せざるを得ず、そのためにはチームの選手層を固め、目玉の野手を外しても最低限カバーできる状態にしておく必要があります。

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