先発したエースで主将の山下薫輝投手(4年=鹿児島玉龍)が好投した。「あまり調子は良くなかった」と初回は先頭に中前打を許すと1死一塁から左中間への適時三塁打を浴び、先制点を献上。それでも「コントロール重視で相手の間をずらしたり、工夫した」と後続を右飛、空振り三振で抑えて最少失点で切り抜けると、2回からは奪三振ショーを披露。「どの球種もコントロールできてバッターのタイミングをずらせた」と、力のある直球を軸に、武器であるストンと落ちるフォークやカーブなどで緩急をつけながら三振の山を築いた。3回には3者連続三振に仕留めるなど6回で圧巻の11奪三振で1失点。フォークについて「九州では自信があるボールだった。全国の舞台でどのくらい通用するかなと思っていたので、自信にはつながりました」と手応えを感じていた。
【大学野球】公立の意地!北九州市大 エースで主将の山下薫輝が6回11Kの奪三振ショーで22年ぶり白星 - スポーツ報知21年ぶり6度目出場の北九州市大(九州六大学)は3年ぶり3度目出場の花園大(京滋大学)に3―2で勝利し、初戦を突破。2004年以来、22年ぶりの白星をつかんだ。
山下選手の紹介
178センチ85キロ 右投げ右打ち
変化球:スライダー・カーブ・フォーク
ノーワインドアップからオーバースローの角度で投げおろすフォームから最速149キロ、常時140前半のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台のスライダー、100キロ台のカーブ、130キロ前後のフォークを投げ込んでいきます。
武器は真っすぐ落ちるフォークと外に逃げる2種類のフォーク。角度のあるストレートを見せ球に、スライダーでカウントを稼ぎ左右どちらにも使えるフォークで空振りを奪っていきます。
チームでは主に先発で起用。4年春は6試合を投げ32(23/)回を投げ、防御率3.86。最優秀選手に選ばれ、リーグ優勝に貢献しました。全国大会でも花園大相手に6回1失点と好投しています。
社会人野球への進路を表明しており、社会人でのさらなる成長が期待されます。
指名への課題
課題はクイック時の球離れの早さ。山下選手のクイックは、オーバースローは崩さずすり足気味であまり上半身を突っ込ませないフォームになります。このフォークによりオーバースローながら時間をかけずに投げるフォームになっていますが、上半身を突っ込ませずタメも作れず投げ込むため球離れが早くなっており、ストレートが高めに抜ける割合が増えています。
フォークは落差があるため高めで離れてもちょうどいい高さに落ちてくれていますが、ストレートはオーバースローで腕の角度が高いため、球離れの早さがそのまま球の高さに繋がっています。
またスタミナが切れてくるとクイック時に腕を振りぬいた後、体が腕を振った側に流れてしまう癖があり、体が流れることでリリースポイントがばらつき、投げ込む球のコントロールも悪くなっています。
指名順位予想
野球部HP上で社会人野球に進むことを目標としており、プロ志望を出す可能性は低くなっています。プロ志望を出した場合でも出力の弱さ、スタミナが切れるとフォームが崩れてコントロールが悪化する点。
カウント球のスライダーの精度にまだ甘さがある点から、現状では中継ぎ候補で即戦力とは評価できず、最優秀投手を獲得する実績があり社会人志望であれば育成指名を受ける可能性も低いことから、指名漏れの可能性が高くなっています。


