巨人の育成大量戦力外から見る、26年育成ドラフトの傾向について

巨人は30日、以下の育成選手9選手に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。

松井颯投手

吉村優聖歩投手

富田龍投手

森本哲星投手

板東湧梧投手

石田隼都投手

喜多隆介捕手

田上優弥内野手

北村流音内野手

【巨人】育成9選手に戦力外通告 元支配下の松井颯、喜多隆介 現役引退決断の板東湧梧、石田隼都ら - スポーツ報知
巨人は30日、以下の育成選手9選手に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。

巨人が9人の育成選手を戦力外にすると発表

 30日に巨人が育成選手9人と来季の契約を結ばないと発表。すでに現役引退を表明していた板東、石田選手に加え、7名の育成選手の名前があがりました。

 現時点では森本選手は現役引退、松井・冨田選手は現役続行を表明しています。松井選手については3軍で実戦復帰し140後半を出していたため、もう1年は見るだろうと思っていましたが意外でした。

26年育成ドラフトへの影響について

140回を投げた選手たちが戦力外に

 森本選手は3軍で先発を中心に登板し、26年の3軍成績は19試合を投げ45.2回を投げています。これは3軍投手の中で4位の登板数であり、3軍先発ローテは千葉ー西川ー堀江ー森本ー黄となっている中で、先発ローテの一人が戦力外となっています。

 さらに吉村選手も27.1回。冨田選手も27.2回のため、この3名で100.2回を投げている計算となります。さらに板東選手は2軍で先発兼リリーフとして42.2回投げており、今回戦力外となった選手だけでも140回以上を投げています。25年ここから支配下選手も戦力外となるため、3軍まで持つ巨人において、これだけ投げていた選手が抜ければ運用がぎりぎりになる可能性があります。

 25年ドラフトの冨重選手は春以降行方不明で体づくりをして来季本格的に投げ始めるといった選手はおらず、現戦力の選手は皆すでに投げているため、残りの選手でイニングを埋めることはできません。

 このため26年では育成でも1年目から投げられる投手の獲得が必要となります。

内野手不作年に内野2名を戦力外に

 26年ドラフト市場は大卒・社会人内野手の不作年。だからこそ内野手は戦力外にしても1名と予想していました。しかし田上選手と北村選手が戦力外になっており、北村選手はショート・セカンド・両翼。田上選手はセカンド・ファーストで起用されており、ショート・セカンドを守る2名がいなくなりました。

 3軍内野手は村山、中田歩、藤井、川原田、竹下、荒巻選手で回されており、川原田選手は夏ごろから2軍メインで起用されるようになっています。そのため二遊間を守れるのが村山、中田選手のみとなっており、中田選手は捕手としても起用されるため、故障者が一人出ると試合が回らなくなるリスクがあります。

 川原田選手を獲得したように戦力外となった若い内野手を育成で獲得する可能性がありますが、それに加え支配下で高卒二遊間、育成で二遊間選手を獲得する可能性が出てきました。

捕手はあまり影響しないか

 喜多選手が戦力外となったものの、膝の故障で今年はリハビリ期間のほうが長く、復帰後もDHがメインでした。25年育成で松井選手を獲得し、骨折で離脱していたものの、9月に復帰しています。26年市場は捕手が粒揃いで20代の若手捕手が2軍にも定着できていないため、素材型捕手はもともと獲得候補となっていました。

 李健熙を獲得したことで3軍までの捕手数はなんとかなっているため、喜多選手の戦力外はドラフト戦力には大きく影響しないと思われます。

まとめ

 26年の育成ドラフトは投手を最低2~3名、支配下でだれも獲らなければ捕手か育成で1名、内野手を1名、外野手を1名が最低ラインと思われます。今年は入団テストを実施しないため獲得数も4~5名に留まると予想したものの、9名の戦力外から6~7名獲得する可能性があります。

 投手の傾向については年々高卒の育成指名は断れるケースが増えており、巨人の投手層を見ても中継ぎ層が薄いため、豊作な大卒を中心にリリーフ起用されている選手や地方大の選手を中継ぎ目的で獲得。園田、千葉選手のような素材型、癖のない高卒を可能なら1名先発候補として獲得が現実的な路線となります。

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