個々のスケジュールに合わせて午前、午後の2部に分かれて練習を実施。打撃練習などで汗を流した主将の赤堀颯内野手(4年、聖光学院高)が取材に応じ、「リセットして練習に入っていけた。明日に向けてというところ(気持ち)が強いです」と心境を語った。
11日の富士大との準々決勝では七回まで無得点に封じられながらも八回に石野蓮が決勝2ランを放ち、初の4強入り。主将は試合後のミーティングで「(相手は)化け物ぞろいや。きょう勝っても、明日勝っても化け物(ばかりとの対戦)や。それを乗り越えたとこに日本一があると思う」などとチームに訴えかけたことを明かした。
同戦で対戦した富士大のプロ注目右腕、角田には五回1死まで無安打と抑え込まれており、「『今まで(対戦した投手)で一番良かった』と言っているメンバーも多くいた。(チームが)今まで踏み入れたことのない(レベル)ところに足を踏み入れていく感じがした」と全国の強敵との対戦を重ねるなかでチームとしての成長も感じているという。
リーグ戦とは違い、負ければ終わりの一発勝負。さらに対戦相手のデータが少ないなかでの対応力が勝敗のポイントとなる短期決戦に臨む赤堀は「初見の連続。少ないデータしかないので打席で立ったときの直感や感性がすごく大事になってくる」と語った。
国学院大・赤堀颯主将、準決勝へ武者震い「感性がすごく大事になってくる」/大学野球選手権大学野球選手権で初優勝を目指す国学院大(東都)は12日、関大(関西学生)との準決勝(13日、神宮)に向けて横浜市内のグラウンドで練習した。
赤堀選手の紹介
174センチ73キロ 右投げ右打ち
ポジション:セカンド・ショート・ファースト・センター
通算2本塁打、パンチ力と高い守備能力を備えた小柄な内野手。チームでは1番で起用され、しっかりと貯めて引っ張る打撃が魅力で、小柄ながらも芯を外されながら外野深くまで飛ばせるリストの強さが武器。全日本大学選手権では12打数7安打1本塁打で打率.583と勝負強さを見せ、1位候補として注目される関西大・米沢 友翔選手から長打2本を放っています。
また守備ではセカンドを守っているものの、ショート、ファースト、センター、レフトと様々なポジションを守っており、ユーティリティー性だけでなく捕ってから投げるまでの早さが武器。
大学日本代表候補にも選ばれており、小柄さを感じさせない動きとパンチ力がある内野手として注目されています。
指名への課題
課題は引っ張りの打撃でパンチ力を上げるためにタメを作ってしまうため、振り遅れが発生していること。
赤堀選手の打撃スタイルはかなりタメを作り、強く引っ張ることでレフト方向への長打を生み出しています。一方でかなりタメを作るため緩い変化球にタイミングを上手く合わせられず、右投手のスライダー・カーブ系の球をスイングのタイミングを失ったような見逃しが増えています。
またタメを作るため始動が遅くなり、振り遅れが発生し差し込まれたような打撃も増えています。特にアウトコースに差し込まれており、引っ張りやすいインコースに比べ、逆方向へのシェアな打撃が求められるアウトコースは打ちあぐねています。
指名順位予想
全国大会では5割超えという成績を残せたものの、リーグ成績は通算で2割前半とあまり結果を残せていません。また年度ごとに左右別打率に大きな開きがあり、ユーティリティータイプとして打撃に癖があり相手を選ぶのは課題となります。
リーダーシップも評価されており大卒プロ入りよりも起用するポジションに困らないため、社会人野球のほうが需要があるタイプ。即戦力として評価するには率を残しているタイプではなく、長打があるタイプとして見るには二塁打以上はあまり打てていません。ファームで内野手が足りていない球団が2軍で様々なポジションで起用しながら、中距離打者兼便利屋として育てていくため、現状では育成2~3位指名候補。
大学代表で結果を残し、秋季リーグでも打率.270、2HR以上を残せば打撃が向上していると評価され7~8位候補となります。

