◆ファーム・リーグ 巨人10―1ハヤテ(5日・ジャイアンツタウン)
巨人の育成ドラフト5位ルーキー・知念大成外野手(26)が、支配下登録されることが分かった。7日の阪神戦(東京D)から1軍に合流する。昨秋のドラフトで12球団116人中110番目に指名された異色の苦労人が攻撃陣の起爆剤として期待される。
知念は沖縄尚学から投手として沖縄電力に入社。在籍中に外野手に転向した。プロ入りを目指し退社し、24年からイースタン・リーグに参入したオイシックス入りした。当時の監督が現在巨人を率いる橋上秀樹監督代行(60)だった。
左投げ左打ちの強打者で24年はイースタン・リーグで首位打者、昨年は打点王に輝き、今季から巨人に入団した。2軍で開幕から4割台の高打率も、4月下旬に守備でフェンスに激突して左膝を負傷。6月30日のファーム・リーグ、ヤクルト戦(戸田)で2軍に復帰し、4日のハヤテ戦(富士北麓)で1号本塁打。この日のハヤテ戦(Gタウン)は2打数無安打だったが、打率4割3分9厘と猛アピールしていた。
巨人の育成選手からの昇格はルシアーノ、宇都宮、平山、ティマ、笹原に次いで今季6人目。支配下選手は69人となり上限70人まで残り1枠となる。1軍は得点力不足が課題。知念が新たな風を巻き起こす。
巨人「110番目の男」が支配下…育成ドラ5の知念大成、7日から1軍合流 - スポーツ報知巨人の育成ドラフト5位ルーキー・知念大成外野手(26)が、支配下登録されることが分かった。7日の阪神戦(東京D)から1軍に合流する。昨秋のドラフトで12球団116人中110番目に指名された異色の苦労
69人目の支配下昇格は育成5位入団の知念選手
6日に巨人から69名の支配下登録が発表。25年育成5位でオイシックスから入団した知念大成選手となりました。
イースタンで首位打者を取った率を残せる打撃が魅力で、2軍成績は41打数18安打1本塁打2三振で打率.439と、4割越えの成績を残し、打撃の起爆剤として支配下されました。橋上監督代行がオイシックス監督時代の教え子のため、支配下にするなら今ほどベストなタイミングはないのも少なからず支配下に影響していそうです。
正直なところ浅野選手の守備を我慢できない今の監督陣が知念選手の守備を我慢できるのか?という点と、佐々木・中山・皆川選手とライト・レフトを守る左打ち外野手が多いため、優先度は低いと考え支配下候補から外していましたが、まさかのタイミングでした。
1軍でどのように起用する監督人のか
知念選手を1軍起用する上で大きな課題となるのは、守備とスイング。
守備はオープン戦でも不安定な動きを見せていた通り、オイシックス時代から下がりながらの守備が課題。このためセンター守備はかなりの不安を残しており、ポジションとしてはライトまたはレフトをメインにせざるを得ません。
肩はそれなりにあるため前進守備を敷かず、前で守れない課題を送球の強さでカバーするのが大きな事故にならない起用法になります。ただ送球をサイドスローで投げるため肩のわりに送球が弱くなってしまう課題があります。この点は2軍で鈴木外野コーチと練習に取り組んでいたため、どこまで改善しているのかが注目点になります。
得点力が低い今の巨人にとってエラーは負けに繋がる致命的なミスになり、浅野選手は起用数を減らされ2軍落ちとなりました。同じく守備に大きな課題を抱える知念を選手をどこまで見てもらえるのかが注目点となります。
もう一つがスイング。知念選手は体を大きく開き、すり足で何度もタイミングを取りながら、出来るだけボールを見るため変化球にもついていけるフォームですが、一方でどうしても始動が遅くなるため、振り遅れが目立ち仕留め切れません。2軍の球なら振り遅れず捉えられているものの、1軍の速球では振り遅れ、最後には引っかけてゴロになり、オープン戦では15打数3安打で打率.200と守備難としては物足りない成績となりました。
代打で起用する道はあるのか
守備難で率を残せるなら、大道選手のように代打の切り札として生き残る道はあるのか。結論からいえば今の打撃スタイルでは厳しいと思われます。
その理由が早打ちの傾向が強いこと。知念選手は2軍で三振数2とあまり三振をしない一方で、四球は0と極端な成績となっています。
この原因は早打ちしてしまう打撃スタイル。知念選手は怪しいボールにはとにかく手を出してカットするスタイルなうえ、フリースインガーで一球目から状況を考えず打ちにいってしまうため、回の頭でランナーを出したい場面や、併殺のリスクがある場面では起用しづらい選手。
ケースバッティングできるタイプでないため、代打より下位において予期せぬ一発を期待したいタイプです。
総評
知念選手の守備が大きく改善するかが怪しく四球で出塁率を稼げるタイプでない以上、とにかく打つしかありません。左の代打である丸選手の調子が6月から20打数2安打と絶不調なため、単打でも出塁できれば十分な需要があります。
そして来年から始まるDHはスタメン層を考えれば外野手を入れるほうが打線に厚みが出るため、キャベッジ選手をDHにレフトかライトのスタメンを勝ち取るのが生き残る道になります。


