巨人・秋広、大江選手とSB・リチャード選手のトレードが成立。今後予想される動きは

巨人の秋広優人内野手(22)、大江竜聖投手(26)とソフトバンクのリチャード内野手(25)の2対1のトレードが12日、電撃成立した。

 秋広は前日11日のヤクルト戦(神宮)まで1軍登録され、ナイターの試合でベンチ入りしていた。それだけの電撃的なトレードだった。

 巨人は不動の4番・岡本が6日の阪神戦(東京D)で左肘靱帯(じんたい)損傷の重傷を負い、全治3か月の見込みで長期離脱となった。現状は一塁で増田陸が奮闘。岡本に代わって緊急昇格した坂本が再び2軍再調整となる中、三塁の候補には浦田や2軍降格中の中山、門脇らがいるが、一塁と三塁を守れて打てる選手の補強は急務だった。

 リチャードは昨年までウエスタン・リーグで5年連続本塁打王。ここまで1軍ではその力を発揮しきれていないが、長打力やパワーは誰もが認めるところだ。3月の巨人とのオープン戦では2試合連続本塁打。三塁守備でも安定したプレーを披露していた。

 岡本の穴を少しでも埋める右の強打者が最重要補強ポイントだった巨人にとって左打者で一塁と左翼を守る秋広の放出は痛いが、それだけリチャードが欲しい選手だったということだ。

 ソフトバンクはリリーフ左腕も松本晴とヘルナンデスらが奮闘するが、手薄な状況で、大江も必要な戦力として白羽の矢が立った。

【巨人】電撃トレードでソフトバンク・リチャード獲得の理由 前日まで1軍の秋広優人、大江竜聖との交換で緊急補強 – スポーツ報知

 

【まさかの2体1のトレードが成立】


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 12日に巨人の秋広優人内野手(22)、大江竜聖(26)選手と、ソフトバンクの砂川リチャード選手(25)のトレードが成立。NPBでは1対1や金銭トレードが多く、2対1のトレードは異例の成立です。

 岡本選手が阪神戦で故障し復帰まで数か月の見込み。さらに坂本選手の衰え。門脇、中山選手が結果を残せず、ルーキーの荒巻選手も故障と一・三塁を守れて打力が魅力の選手がおらず、内野を補強するためのトレードとなりました。

 大江選手については年々巨人での出番が減っており、年齢も26歳と再始動するにはぎりぎりの年齢。課題だった対左を改善できなかったものの、ソフトバンクはヘルナンデス選手が不調で松本選手への負担が高まる中、ワンポイントでも実績のある左腕中継ぎの補強に走りました。ただ秋広選手が本命で、巨人側からの提案で大江選手も要求されたトレードに感じます。

 

【リチャード選手の起用について】

 リチャード選手は5年連続本塁打王を獲る右のスラッガー。加えて大型野手ながら三塁守備が非常に安定しており、メインはサード起用になります。

 一方で三振率の高さが課題で、今季はファーム成績も三振率22%と高め。加えて68打数11安打4本塁打で打率.162と低迷しています。ただ巨人は坂本選手を抹消し、一軍登録されていた秋広選手をトレードしたため、1軍から一気に内野手が2名消えています。去年トレードされた郡選手も1か月後には1軍登録しているため、緊急性の高い今回のトレードではより早期に登録される可能性が高いと考えられます。

 

 

【今後の動きについて】

 今回2名をトレードに出し1名を獲得したことで、支配下枠はさらに減少。戸田選手と笹原選手の支配下で64名でしたが、今回のトレードで63名になっています。

 育成ドラフトに参加するには支配下数を7月31日までに65名以上にする必要があるため、巨人は最低でもあと2名補強もしくは支配下昇格する必要があります。

【①:育成選手からの昇格はあるか】

 一番動きやすいのは育成選手の支配下登録。補強ポイントは左の中継ぎと先発。打撃が期待できる野手になります。

 左の中継ぎで現在2軍登板している育成左腕は残念ながら0です。富田選手は3軍メイン。三浦選手はリハビリ中。山田龍選手は6月末までくふうはやてに派遣されているため、支配下するにしても7月以降になります。


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 次に先発候補。今の育成投手で一番に名前が挙がるのは松井颯選手。去年支配下昇格するも、腰の故障でフォームを崩してしまい、育成再契約となりました。今季は2軍で10試合を投げ、2勝2敗防御率2.55。西舘、横川選手を本格的に先発調整させるなら1軍のロングリリーフ枠が必要なため、順調なら支配下候補筆頭です。

 次に菊地選手。同じく育成再契約になり主に3軍登板していたものの、JABA新潟で完封勝利を挙げ、三塚選手ともに2軍昇格になりました。2軍では1試合だけですが先発もしており、先発として結果が残せれば一気に支配下候補になります。ただ菊地選手はかねてからの課題である送球イップスが改善されているのか。一番の問題はそこになります。

 くふうはやてに派遣されマダックスも達成した木下選手ですが、12日にトミージョン出を受けたため、1年以上のリハビリが必要で支配下候補からは外れてしまいました。


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 野手の筆頭はティマ選手。ファームではチームトップの5本塁打を放つだけでなく、122打数34安打で打率.279と安打面でも成績を残しています。課題は守備で特にグラブ捌きに難があるため、現在はファーストメインで守っています。岡本選手が交流戦にも間に合わない可能性が高いため、交流戦でDH起用を見据えて支配下する可能性があります。


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 次に鈴木大選手。22年育成1位で入団した俊足の右打ち外野手で、去年までは3軍をメインに起用されていました。今は多くの外野手が1軍昇格した影響で2軍スタメンで起用されており、現在は24打数7安打で打率.292と、まだ少ないながらも目立った成績を残しています。

 まだ結果が少なく三塁打も前進守備の頭を超えた者が多いため、1軍ではパワー負けが懸念されます。2軍でパワーを見せて中距離打者の見込みが立てば支配下ですが、即支配下は厳しい状況です。

【②:外国人の補強】

 次が外国人選手の獲得。現在1軍はキャベッジ・ヘルナンデス。投手はグリフィン・ケラー・マルティネス選手の5名が登録されています。バルドナード選手はまだ不安定さが残り、ヘルナンデスも打率1割にエラー連発と攻守で精彩を欠いているため、外国人補強も急務になります。

 野手であれば外野手よりも候補が少ない内野手が対象。センターをこなせる外野手の補強はかなり難しく、ライトではキャベッジ選手。レフトでは若林、浅野選手になるため、岡本選手不在で長打力が欠ける内野が補強ポイントです。それもサードメインでファーストをサブポジでこなせるタイプになります。

 投手は先発が理想ですが、シーズン途中に補強できる先発は少ないため、候補は左の中継ぎ。西舘、堀田、横川、石川選手でローテを回し、彼らを5回で下ろすために、中継ぎを充実させるのが現実的な補強プランになります。

 

【③:金銭トレード】

 次に考えられるのは金銭トレード。金銭は支配下枠を開けたい球団や、戦力外にするとスカウト時の心象や、同一リーグに移籍されるリスクを避けるために、チームでは起用の見通しが立たない選手を出す場合がほとんどです。

 そのため選手間トレードに比べると、伸び悩みが顕著な選手が多くなります。だぶつきやすい俊足好打型や、右の中継ぎがメイン。そのポイントは巨人もあまり要していないため、可能性は低いと考えられます。ある程度打てる外野手を出せる球団があれば別ですが・・・

 

【④:元NPB選手の獲得】

 これは巨人はあまりやらない手段ですが、NPBチームを戦力外になり、独立リーグに所属している選手の獲得です。過去にもソフトバンクに移籍した藤井選手や秋吉選手が例にあがります。一度ドラフトを経由した獲得した選手は、シーズン途中でも再ドラフトの必要がなく獲得が可能です。その中で左腕で結果を残しているのはくふうはやて池谷蒼大(元Dena)選手やオイシックスの髙田 琢登(元Dena)選手が候補。

 しかし過去の例を見ても実数自体がかなり少ないため、この路線でも補強は可能性が低いと考えられます。

 

 

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