3000回転の直球が武器 東北大 越智 晴紀選手 大卒右腕投手

 中でも右腕の越智晴紀投手(県立船橋)は、先発候補に入ってきそうな注目株。昨年は右肩痛の影響でリーグ戦の登板はかなわなかったが、秋の新人戦でベールを脱いだ。1回戦の東北工業大戦に先発し、4回2安打2失点。この時は左脇腹を痛めており、万全な状態ではなかったものの、最速137キロの直球とキレのある変化球を披露し強い印象を残した。

 「結果的には自分が失点してチームも負けたので悔しかった。ただ、(登板に)間に合って春に向けた課題を見つけられたのはよかった」。越智にとっては大きな一歩だった。

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越智選手の紹介

172センチ77キロ 右投げ左打ち

変化球:スライダー・カット・チェンジ・スプリット

 セットからあまりタメを作らず、スリークォーターよりも高い角度から力みを感じさせない腕の振りで最速145キロ、常時140前半のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、120キロ台のチェンジアップ、130キロ前後のスプリットを投げ込んでいきます。

 武器は回転数3,000を誇るストレート。球速以上に伸びを感じさせるストレートに打者は詰まり、鋭く曲がるスライダーに芯を外され打ち取られています。

 チームでは主に先発で起用。高校までは遊撃手だったものの、大学で投手に転向。1年時に肩痛に悩まされるも、その期間に身体づくりに努め、3年時には明治大に短期留学を行いフォームを矯正。スライダーが早く曲がってしまう癖を改良しています。

 4年春は6試合を投げ43(1/3)回34奪三振18四死球17自責点で防御率3.53となっています。

指名への課題

 課題はスタミナ切れが露骨に精度に影響してしまうスタミナ不足。越智選手自身課題としている、イニング後半からスタミナが切れて球速が落ちる点ですが、それ以上に変化球の精度が悪化しています。

 6回以降はスライダーやカット系のカウントを稼ぐ変化球の変化量が落ち、真ん中高めに落ちるか、シュート回転して抜けるかと精度が悪化してしまうため、特に左打者が狙い球を絞りやすくなっています。スプリットはまだ精度が不十分で変化が早すぎるため打者が誘い込まれず、使えるコースが絞られる左打者に空振りを取れる球がストレートしかなくなるため、しっかりと踏み込まれて引っ張られています。

 変化球の決め球が横のスライダーでキレはあるものの左に使いづらい軌道のため、対左の決め球とスタミナ不足で対左のメインであるストレートの球威が落ちるのが課題となっています。

指名順位予想

 浪人しているため大卒ながら23歳であり、先発起用がメインながらスタミナ不足を解消できておらず、中継ぎとして見るには決め球に欠けています。

 回転数という素材面の魅力はありますが、1歳年上という点は大きくその分即戦力性を求められます。変化球の精度も1軍レベルとはいえないため、現状では指名漏れの可能性が高くなっています。

 6回では140前半を維持できるスタミナに加え、スプリットを打者の手元で落とせるまでに精度を上げ対左用にカーブの割合を上げるまでいけば、育成2~3位となります。

 

 

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