巨人の育成選手、鈴木大和外野手(27)が支配下登録されることが30日、分かった。新規支配下登録期限の31日、最終日に契約する見通しとなった。昨年に続いて支配下復帰となる。支配下選手は上限70人だったが、29日に若林が西武に金銭トレードで移籍して69人となり1枠空いていた。
巨人・鈴木大和が支配下復帰へ…若林移籍で空いた1枠に「70番目の男」 俊足武器の外野手 - スポーツ報知巨人の育成選手、鈴木大和外野手(27)が支配下登録されることが30日、分かった。新規支配下登録期限の31日、最終日に契約する見通しとなった。昨年に続いて支配下復帰となる。支配下選手は上限70人だった
空いた1枠は鈴木大和選手の支配下で埋まる
29日に若林楽人選手が西武に金銭トレードしたことで空いた1枠ですが、外野手の鈴木大和選手を再支配下となりました。
打線の弱さから助っ人外国人の補強や、内野の故障者が増えているため守備能力の高い中田歩夢選手の支配下が期待されましたが、結果としてはまさかの外野手の支配下。

引用:https://baseball.yahoo.co.jp/npb/player/1650818/top
ファーム成績も60試合に出場して2割前半。得点圏に強いわけでもなく、厳しい言い方になると打撃成績は期待できるものではありません。それにもかかわらずなぜこのタイミングの支配下だったのでしょうか。
理由1:そもそも枠を空けるためのトレードではなかった
若林選手のトレードは西武側から提示された選手が補強ポイントと合わず、結果として金銭トレードになったと水野編成本部長が語っています。若林選手自身、24年に巨人に移籍してきたからは勝負強さを武器に得点圏の代打やレフトスタメンで起用されていたものの、西武時代から課題だった故障の多さ、そして今年は2軍でも打率.179と低迷し、平山、浅野、佐々木、皆川、笹原選手の台頭で1軍どころか2軍でも出番を失っていました。
巨人の外野陣は平山や笹原が台頭。佐々木も1軍で力を発揮し、若手が成長して大激戦となっている。若林の出場機会が減っている状況に西武が注目。桑原の故障離脱などもあり外野の層を厚くしたい西武側からの打診で金銭トレードが電撃実現した。
巨人・若林楽人が西武に金銭トレードで移籍 期限2日前に電撃成立 古巣に2年ぶり復帰(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース巨人の若林楽人外野手(28)が西武に金銭トレードで移籍することが29日、決まった。古巣に2年ぶりの復帰となる。移籍、補強期限は31日。その2日前のこの日に電撃成立して両球団から発表された。 若
そこに桑原、長谷川選手が故障し、若手外野手もまだ不安定で層を厚くしたい西武側がトレードを打診。巨人側もこのまま燻って戦力外になるならもう一度チャンスをとトレードに応じたとされています。
このため巨人側からしてみれば予定になかった支配下枠の空きであり、ここから枠を埋める補強は時間がなく不可能だったと予想されます。
理由2:外国人補強の目途がたたなかった
2番目の理由は7月時点で獲得できる助っ人野手に希望にかなうような選手がいなかったこと。ただでさえシーズン途中は助っ人の獲得が難しく、円安が進んだことで年俸は高騰。手ごろな価格で保険の意味合いで獲得できる選手はさらに減っています。
結果補強候補になるような選手がおらず、1軍即戦力となる外国人選手の補強は断念。だからこそ20日の支配下昇格では左のリリーフ補強として、代木選手を支配下に上げ中継ぎの層を厚くする選択となりました。20日の時点で途中補強を諦めていたことになるため、29日に空いたところで外国人選手との交渉には間に合いません。
理由3:センターを守れる選手を増やしたかった
外国人選手の補強は無理だったとして、なぜあまり打っていない鈴木大和選手だったのか。理由は彼がセンターを守れベンチ要員として扱いやすい選手だったことです。
1軍センターは笹原、キャベッジ選手が守ることが多いものの、松本選手もレフトに回してからパフォーマンスが良くなっているため、できればレフトに固定したい状況でセンター候補が少なく、レギュラーで期待された平山選手は3軍で実践復帰しましたが、守備中に故障しまだ本調子ではありません。
内野の守備固め要員であれば増田大選手に門脇選手、2軍にも湯浅選手がいますが、外野の守備固めは2軍を見ても守備能力が高い選手はおらず知念選手は守備固めで起用できる守備力ではありません。そのため増田大選手が兼任しており、増田選手がファーストの守備固めにも起用されるようになったため、代走として使い切る起用が出来なくなっています。
キャベッジ選手も5月以降2割前半に落ち込んでおり、笹原選手の好調が途切れればセンター松本選手または佐々木選手という、打撃優先のスタメンにせざるを得ません。終盤のセンターの守備固め要員が内野手の増田選手しかいなくなるため、増田選手を守備固めとしてベンチに残すための使い切りの代走要員及びセンターの守備固め要員となっています。
まとめ
1.外国人選手の途中補強が上手くいかず、代木選手の支配下で70人を埋める
2.若林選手のトレードを西武側から受ける
3.西武から提示された選手に希望に沿う選手がおらず金銭トレード
4.他球団からその分トレードで獲れそうな選手もなし
5.外国人補強はすでに諦めていたため、守備固め兼代走要員を支配下
今回の支配下は予定になかった支配下枠の空きを保険要員として埋めた、というのが現状だと思われます。



