内海哲也に憧れる出所が見づらい左腕 共栄大 佐藤 夏月選手 大卒左腕投手

報知新聞社後援 第75回全日本大学野球選手権記念大会▽1回戦 天理大3―2共栄大(8日・東京ドーム)

 2年ぶり出場の共栄大(東京新大学)は、天理大(阪神大学)に破れ、1回戦敗退となった。

 共栄大の先発左腕・佐藤夏月投手(4年=駒場学園)は、4回まで無安打と好投を見せていたが1点リードの5回に捕まった。1死から連打と死球で1死満塁のピンチを背負うと、1番・藤原凪秀外野手(2年=天理)に右翼へ2点適時二塁打を浴びて逆転を許した。さらに2死二、三塁から捕逸で3点目を失った。

 その後も続投し、8回1/3で129球を投げて3失点(自責2)の熱投を見せたが、初戦突破はならなかった。「調子は悪くなかった。修正できればよかったんですけど、ズルズルといってしまった」と振り返った。

 進路については「プロ1本でいきたい」と即答。小学4年時に、巨人・内海哲也(現巨人投手コーチ)の投球を見てプロへの憧れを抱いたという左腕は、「リーグ戦で1個ずつ自分が勝ちを積み重ねていければ、またこういった場所に立てるのかなと思います」とさらなる成長を誓った。

【大学選手権】共栄大・佐藤夏月が129球の熱投も初戦敗退…進路は「プロ1本でいきたい」憧れは巨人・内海哲也コーチ(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
◆報知新聞社後援 第75回全日本大学野球選手権記念大会▽1回戦 天理大3―2共栄大(8日・東京ドーム) 2年ぶり出場の共栄大(東京新大学)は、天理大(阪神大学)に破れ、1回戦敗退となった。

佐藤選手の紹介

182センチ83キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジ

 セットから大きく足を上げ、タメを作らずオーバースローよりも低い角度で、背中から腕を回し振り込むフォームで最速146キロ、常時140前後のストレートを投げ込む左腕投手。120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブ、120キロ台のチェンジアップを投げ込んでいきます。

 武器は出所が見にくいフォームから投げ込むスライダー。変化量が大きくポイントを絞りにくいスライダーに、出所がわからないためより絞りにくくなっており、芯を外された打球が多くなっています。

 チームでは主に先発で起用。4年春は6試合を投げ1勝1敗防御率2.27と好投。リーグ優勝に貢献しました。プロ志望を明言しており、総合力のある左腕として、注目を集めています

指名への課題

 課題はあまりストレートで空振りを奪えていない点。佐藤選手の投球内容は芯を外して打ち取るか、スライダーとチェンジで空振りを奪うタイプ。スライダーは出所の見づらさと変化量の大きさが武器になっていますが、ストレートは出所は見にくいものの140前後のため、芯には当てづらいものの空振りを奪えていません

 このため見づらさとスライダーが大きな武器にある左打者は打ち取れていますが、左に比べ見やすく、スライダー以外の球種を頼りにしないといけない右腕からの被弾率が悪化しています。スライダー以外の球種はまだ平均レベルのため、強振ではなくコンパクトなスイングを意識されると少しでも甘くなると痛打されており、空振りが欲しいときに投げ込める決め球がないのが課題となっています。

指名順位予想

 タイプとしては巨人・又木選手の近い選手で、又木選手から球速を落としスライダーの変化量を上げたタイプです。年齢が若い分伸びしろは期待したいところですが、大学で大きく球速が伸びていないため、さらに球速が伸ばせるかが確約されておらず、上位指名は厳しくなっています。

 大きな課題はないが大きな武器もないタイプで、球速が上がらないとプロでは空振りが取れず球数が嵩んでいくタイプで、ストレートが常時140前半まで伸ばせれば、球速の伸びしろを判断され5~7位候補。このままであれば育成2~3位候補となります。ただこのタイプを1軍で起用するなら145前後まで伸びないと厳しいため、チェンジの精度を上げるか、中継ぎなら145前後を常時出せるかが鍵となります。

タイトルとURLをコピーしました