東京六大学野球の秋季リーグ戦で10戦全勝を達成した明大が21日、全体ミーティングで年内の練習を打ち上げた。来季連覇を狙うチームの中で、「タイトルを狙えるくらいの成績を残したい」と不本意に終わった3年間を振り払うように決意を新たにしているのが内海優太(3年=広陵)だ。
高校日本代表の4番に座り、期待されながら入学したが1年夏の練習中に左ヒザ前十字じん帯を断裂。1年以上リハビリに費やし、今年春のリーグ戦で本格復帰。立大戦で2本の決勝打を放ったが打率は低迷。秋もスタメン出場したが、後半は腰痛に悩まされベンチを温めた。
「もう最後の年になりますからね。プロにも行きたいし、このままじゃダメ。とにかく“貪欲”に野球に取り組んでチームに貢献したい」
「腰も病院で手術するほど悪くないと言われた。周囲を強化していけば不安はなくなります。やるしかないですから」とオフも広島に帰ってトレーニングを積むつもりだ。戸塚俊美監督は「常に使いたい選手。あとはがむしゃらさが出てくればね」と話す。連覇のカギを握る内海の復活。榊原、田上夏衣(2年=広陵)の外野陣に内海が加われば、俊足巧打&長打力を備えた最強布陣となる。
【東京六大学】明大の主砲候補・内海優太の来季テーマは「貪欲」 - スポニチ Sponichi Annex 野球東京六大学野球の秋季リーグ戦で10戦全勝を達成した明大が21日、全体ミーティングで年内の練習を打ち上げた。来季連覇を狙うチームの中で、「タイトルを狙えるくら…
内海選手の紹介
185センチ89キロ 左投げ左打ち
ポジション:ライト・ファースト
通算3本塁打、チームでは4番で起用される左の大型外野手。大型ながら柔らかいバッティングで左右を問わずヒットを打てる巧打が武器で、4年春は打率3割以上を記録中。
また守備も本職は外野手ながらファーストを守り、グラブ捌きも上手く難しいバウンドも難なく捕球。ファースト適性の高さも披露しています。
1年から7試合で起用され初本塁打を放つなど活躍が見られるも、秋の練習中に左ヒザ前十字じん帯を損傷。1年以上リハビリに費やし、復帰後も腰痛を発症し不振に陥りました。
しかし腰と膝の不安が解消された調子も回復。オフに長打力強化のために振り込みも行い、不振も脱却し打てる大型野手として注目されています。
指名への課題
課題は率は上がったものの、当てるような弱いスイングになり力強さがなくなったこと。長打率自体は上がっているものの、緩い変化球をセンター・レフト方向に打ち返したものが多く、強打者に求められるライナー性の強い当たりがなくなっています。
本人も率を意識しながらの長打を目標としており、4年生であり4番として打点を稼ぐことを優先している可能性はありますが、両翼及びファーストがメインで守備が高く評価されているタイプでないため、今のスイングで率を残すバッティングを今後も続けるとなれば物足りない打撃スタイルとなります。
スイングが弱いため左投手の速球を苦手としており、左から打ったヒットもアウトコースの変化球に合わせたヒットが多く、左投手が投げる中で長打にしやすい球もポテンヒットになってしまうため、長打に繋がっていません。
ファースト守備の理由は監督からの指示で本人も膝と腰の不安はないと語っているため、プロでは両翼で起用できる可能性はあるものの、左打ちでスラッガーといえるほどの長打を見せられていないのは課題となります。
指名順位予想
膝に古傷があり、腰痛は手術したわけではないため再発のリスクはあります。そのうえ左投げのためレフトでの起用は送球面の問題があり、プロ入り後はファースト・ライトのどちらかでしか起用できません。
今季左腕の中ではトップ選手の一人である慶大・渡辺投手のストレートを打ち返しヒットにする場面もあるため、左投手を全く打てていないわけではありませんが、左に対しては当てるバッティングの悪い面が出てしまい、どうしてもインに振り遅れや差し込まれた弱い打球が目立ち率が落ちています。
中距離打者の落ち着いてしまったため、ポジションが限られる左打ちで当てるスイングが目立つ中距離打者は指名の優先度が低くなります。
ただ来年からセリーグでもDHが始まりファースト・両翼メインの選手を起用しやすくなるため、守備自体は安定しており、今のミート力に長打が伸ばせれば率を残せる中距離打者になれるため、4年シーズン中に3本塁打以上放てれば、長打の伸びしろ有として即戦力でなく素材型として6~7位指名候補となります。


