軟式出身の縦で惑わせる右腕 法政大 助川 太志選手 大卒右腕投手

<東京6大学野球:法大3-2早大>◇第3週第1日◇25日◇神宮  慶大は今秋のドラフト候補の渡辺和大投手(4年=高松商)が9回2失点完投を見せ、昨秋優勝の明大に3-2で競り勝った。24年春から引き分けを挟んで続いていた対明大戦の連敗は8でストップした。法大は早大を6-2で破り先勝した。

 立大1回戦に続き先発を託された法大の助川太志投手(4年=茗溪学園)は「クリーンアップの前にランナーを置かないようにと意識しました」と丁寧に投げ4回途中無失点と役割を果たした。英語で全て講義を行うグローバル教養学部(GIS)に在籍し、TOEICは905点のハイスコア。流暢(りゅうちょう)な英語を操るように、マウンドでも堂々たる姿で流れを呼び込んだ。

TOEIC905点の法大・助川太志4回途中無失点「クリーンアップの前に走者置かないよう」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
<東京6大学野球:法大3-2早大>◇第3週第1日◇25日◇神宮 慶大は今秋のドラフト候補の渡辺和大投手(4年=高松商)が9回2失点完投を見せ、昨秋優勝の明大に3-2で競り勝った。24年春から引き

助川選手の紹介

180センチ77キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カット・ツーシーム

 グラブを高く構え重心を低く構えるセットから右腕を大きく伸ばし、むちのようにしならせオーバースローの角度で投げ込むフォームから最速147キロ、常時130中盤のストレートを投げ込む右腕投手。120キロ台の縦と横の2種類のスライダー、120キロのカット、130キロ台のツーシームを投げ込んでいきます。

 武器は変化量の大きいスライダー。本人も自信のある球と称する横変化のスライダーで、大きく弧を描いた後に横へ逃げるスライダーと、縦のスライダーを使いわけ打ち取っていきます。

 チームでは先発・中継ぎ両面で起用。高校まで軟式野球を経験し、法政大には一般入試で入学。レベル差や硬球に変わったことで変化球が曲がりが変わってしまい苦しむも、3年秋の公式戦デビュー。中継ぎで8試合に登板し、8(1/3)回10奪三振13四死球5失点で防御率5.40となっています。

 4年春から先発転向し3試合で防御率1点台。チームの第一先発として活躍しています。

指名への課題

 課題はスタミナの少なさ。中継ぎメインであまり長いイニングを投げていないため、2巡目に入るころにはスタミナ切れで球速が落ちています。動きの大きいフォームも再現性が悪化しスライダーの変化量も悪くなり高めに集まるため、縦変化が多い助川選手は全体的に真ん中に落ちる球が増え,崩れやすくなっています。

 スライダー以外の球種の精度があまり高くないため、スタミナが切れると決め球がスライダー頼りになること。スライダー待ちのタイミングで、球速差があまりないツーシームやカットが甘くなると、多少タイミングがずれても強振して強い打球にできる高さに投げてしまっており、5回まで投げ切れていません。

 もう一つの課題として動きの大きいフォームながらクイックに対応しておらず、ランナーが出ても投げ終わるまでに時間がかかっていること。クイックになると腕の角度がばらつき変化球の精度が悪化しています。

指名順位予想

  本人は英語を活かした仕事をしたいと語っており、法政大もスポーツ推薦ではなく一般入試のため、プロ志望を出さず一般就職の可能性が高くなっています。

 特徴的なスライダーは持っているもののクイックが遅い点やスライダー以外の精度など課題も多く、一般就職を視野に入れているなら育成を受ける可能性も低いため、指名漏れの可能性が高くなっています。

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