読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

強肩俊足の身体能力外野手 大阪経済大 柴崎 聖人選手 大卒左外野手

関西六大学野球神院大3-2大院大」(7日、南港中央野球場)

 今秋ドラフト候補で昨年12月に行われた大学日本代表候補合宿に参加した大経大・柴崎聖人外野手(4年・岐阜第一)は3打数無安打に終わった。

 同じく今秋ドラフト候補の大商大・渡部聖弥外野手(4年・広陵)も第2試合で登場予定だったこともあり、この日は8球団12人のスカウトが球場に集結。阪神は熊野スカウト、岡本スカウトの2人体制で視察。岡本スカウトは「三拍子そろっていて、強く振れる」と評価した。

 柴崎は「今年はドラフトの大事な年であることは自覚している。打撃でアピールしたい」と意気込んだ。

今秋ドラフト候補の大経大・柴崎を虎スカウトが評価「三拍子そろっている」 | 野球 | スポーツブル (スポブル)

 

【柴崎選手の紹介】


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173センチ80キロ 右投げ左打ち

ポジション:ライト・センター

 

 大学通算2本塁打、身体能力の高さを評価される左の外野手。武器は力強いスイングから放たれる長打。3年生ではキャリアハイとなる71打数25安打2本塁打を放ち打率.352を記録。ベストナインにも選ばれ大学代表候補合宿に呼ばれるほど注目を浴びるようになりました。

 また打撃でなく50m5.9秒の俊足を活かし、大学では10盗塁を記録。盗塁死もわずか1回のみでセンターを守ることもでき、遠投110mの強肩を持つことから、ライトだけでなくセンターも守ることができます。

 スカウトからも3拍子揃った選手と評価されており、身体能力の高い外野手として注目されています。

 

【指名への課題】

 課題はタイミングをとることが苦手な点。柴崎選手はタイミングを外されて空振りすることが多く、左投手の抜いたようなチェンジアップや、右投手の縦の変化球にタイミングを合わせられず、引っかけたり典型的な抜かれた際の空振りをするシーンが目立っています。

 タイミングを合わせやすくするために以前は足を上げるフォームだったのをすり足に改造していますが、その分上半身のみを使った固いスイングになってしまい、3年時に比べ長打力が大きく落ち込んでいます。また当てられるようになってしまったために手を出すゾーンを広げてしまい四球を選べなくなっているため、長打以上に出塁率が大きく悪化しています。

 

【指名順位予想】

 173センチと決して大きくはありませんが、長打力がありながら肩と足もあるのは魅力の一つ。三拍子そろったタイプですが、打撃面で3年時に比べ評価を落としており、ミート力に優れたタイプではないため、打撃面で矯正が必要となります。

 また左打ち外野手となり右打ちに比べると指名順位が落ちる上、外野手としては一番求められる打撃で課題を抱えているため、現状での評価は6~7位候補。4年になり目に見えて長打が減っているため、4年間で打率.250以上、3本塁打を残せれば3~4位候補となります。