読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

巨人が2024年春季キャンプメンバーを発表。23年支配下ドラフト組は全員1軍に

巨人は20日、春季キャンプのメンバー振り分けを発表した。(数字は背番号)

〈一軍〉

【投手】15大勢、17西舘勇陽、18菅野智之、19山﨑伊織、20戸郷翔征、28高橋礼、29グリフィン、30近藤大亮、31赤星優志、33ケラー、36馬場皐輔、41中川皓太、46又木鉄平、47森田駿哉、48田中千晴、49バルドナード、58船迫大雅、63泉圭輔、65メンデス、91堀田賢慎、96菊地大稀

【捕手】24大城卓三、27岸田行倫、67山瀬慎之助 

内野手】00湯浅大、2吉川尚輝、5門脇誠、6坂本勇人、25岡本和真、35泉口友汰、40中山礼都、55秋広優人、098ウレーニャ

【外野手】7長野久義、8丸佳浩、12萩尾匡也、38岡田悠希、44佐々木俊輔、59松原聖弥

〈二軍〉

【投手】26今村信貴、32鈴木康平、45畠世周、53高梨雄平、54直江大輔、57高橋優貴、62横川凱、64大江竜聖、66平内龍太、68代木大和、90山田龍聖、93松井颯、97井上温大、012三浦克也、014京本眞、026吉村優聖歩、035ルシアーノ、056伊藤優輔

【捕手】22小林誠司、94喜多隆介、010大津綾也

内野手】0増田大輝、37若林晃弘、60菊田拡和、61増田陸、002中田歩夢

【外野手】13梶谷隆幸、43重信慎之介、50オコエ瑠偉、003鈴木大和、013ティマ、039立岡宗一郎、051舟越秀虎 

〈三軍〉

【投手】56石田隼都、011笠島尚樹、015川嵜陽仁、016千葉隆広、018木下幹也、019園田純規、020戸田懐生023田村朋輝、028富田龍、030山﨑友輔、034森本哲星、047鴨打瑛二、057ラモス

【捕手】006坂本勇人、022亀田啓太、024前田研輝

内野手】001加藤廉、004村山源、007宇都宮葵星、008相澤白虎、025岡本大翔、027北村流音

【外野手】009笹原操希、033平山功太、044大城元

〈故障班(三軍)〉 

【投手】021小沼健太、063花田侑樹

【捕手】069萩原哲 

内野手】005田上優弥

【外野手】51浅野翔吾、031三塚琉生

【巨人】春季キャンプメンバー振り分け発表 ドラフト1位・西舘勇陽ら新人5人1軍スタート 梶谷隆幸、オコエ瑠偉は2軍 : スポーツ報知

 

【1月20日に巨人が春季メンバー振り分けを発表】

 2月1日から宮崎県で始まる春季キャンプメンバーを発表。腰のヘルニアから復帰途中の浅野選手は故障班。そして梶谷・小林選手は2軍スタートとなりました。また2軍スタートの可能性も示唆されていた秋広選手は1軍スタート。阿部監督は遅刻癖を指摘しており、態度面を問題視しての2軍スタートを想定していたそうですが、1軍で精神面の成長を期待しての1軍帯同となりました。去年は故障後いまいちだった大勢選手も1軍。中継ぎの整備を命題にあげる杉内コーチは大勢選手の復活に力を入れるため1軍帯同を決定しています。

 またトレードの泉・高橋礼選手や現役ドラフトの馬場選手。新戦力のケラー選手も1軍帯同となっています。

【1軍組の傾向】

【①:育成選手のサプライズ抜擢はウレーニャ選手のみ】

 

 支配下を期待する選手は春季キャンプでも1軍キャンプに招聘され、去年の春季キャンプでは鈴木大和選手が唯一1軍キャンプ帯同となりました。

 即戦力が期待される23年育成1位の三浦選手や成長著しい22年育成2位の田村選手や3位の吉村選手などがいますが、今回招聘されたのは阿部監督の強い要望で獲得されたウレーニャ選手のみ。

 ただし1軍と2軍は14日までは車で5分程度の距離の別球場で練習するため、頻繁な入れ替えが予想されます。

【②:23年支配下ドラフト組は全員1軍】

 23年支配下ドラフトの西舘・森田・佐々木・泉田・又木選手はすべて1軍帯同。巨人のウィークポイントを埋めるための即戦力ドラフトであったため、1軍帯同でなければ困る選手たちとなります。故障がなければオープン戦までは1軍帯同で、その後は2軍の似たタイプの選手と1軍枠を争う形となります。

西舘:松井・直江

森田:井上・横川・高橋

佐々木:重信・オコエ

泉田:増田大・増田陸・若林

又木:高梨・今村・代木

 これらが役割や置かれる立場が被る選手たちとなるため、これらの選手が活躍すると1軍帯同は危うくなります。

 

【2軍組の傾向】

【①:育成組は期待株が抜擢される】

 2軍も支配下組が中心ですが、その中で数少ない育成選手はイカの9名。支配下からの育成再契約組は除外していますj。

投手:三浦・京本・吉村・ルシアーノ

捕手:大津

内野:中田

外野:鈴木大和・ティマ・舟越

 三浦選手は実松スカウトから中継ぎとして期待され、京本・吉村選手は多くの監督やコーチが名を挙げる期待株。野手では2軍出場なしながらWLに派遣された大津選手や阿部監督が打撃指導をしていた中田選手。さらに盗塁の少なさが課題だったなかで、俊足の鈴木・舟越選手も呼ばれています。

 上記でも書いた通り1・2軍は14日まで近い球場で練習するため入れ替えが容易であり、ここに呼ばれている育成選手は首脳陣が見ておきたい選手となります。

【3軍組の傾向】

 3軍組は育成選手が中心。その中で唯一支配下指名ながら3軍になっている石田選手は正直なところ、かなり立場が怪しくなっています。怪我に悩まされリハビリと3軍の往復となっており、今年駄目だと育成落ちもありえるほど危ない状況です。

 また3軍練習場である高城運動公園野球場は1・2軍の練習場からは車でも30分以上かかる距離にあり、1・2軍に比べると入れ替えのハードルは高くなっています。そのため3軍での入れ替えはあまり行われないことが予想されます。

 打撃が期待される22年育成5位の相沢選手ですが、今季から外野に挑戦するため守備は基礎から練習する必要があることから3軍スタート。他の選手もまだ課題を抱えており、このグループにいる選手はまだ支配下までには高いハードルがある選手たちとなります。