履正社が3年ぶり2度目の決勝進出を果たした。今秋ドラフト1位候補の安田尚憲内野手(3年)は高校通算50号となる甲子園初アーチを放ち、勝利に貢献。豪快な一発で、プロ側の評価もさらに高まった。
ロッテ・林球団本部長は、チームが滞在する博多から日帰りで視察。「いいところを見られた。高校生離れした大きな体に、構えもどっしりしていて、大物の予感がする。清宮君に匹敵する」とうなずいた。ブレーブス・大屋スカウトは「球足が長く伸びる。高校生では20年見てきて初めて。筒香(DeNA)みたいになれる」と絶賛した。
【安田選手の紹介】
183センチ92キロ右投げ左打ち。高校通算50号を放つ左のスラッガー。「東の清宮、西の安田」と称されるほどの大型スラッガーであり、すでに多くのスカウトが注目するドラフト1位候補の一人です。
春の選抜では2回戦まで打撃不振に陥るも自らの打撃を改善。スイングが小さくなっていたのを見直し17打数7安打打率.412の結果を残しました。
【安田選手の課題】
パワーがある一方で左投手の外に逃げる球を追ってしまい空振りをする場面が多々見られました。その大会で対戦した日大三・櫻井選手のスライダーは多くのスカウトが一級品と賞するほどのものでしたが、それでも打撃に一定の課題があることはマイナス材料の一つです
安田尚憲(履正社) 高校通算61号ホームラン 2017.7.24 今宮高校戦/高校野球/夏の大阪大会/ドラフト候補
また守備の際ステップやスローイングに硬さがあることも問題の一つ。内野守備の甘さは失点の直結しやすい重要な要素であり、守れないことにはスタメンのチャンスも与えられません
【指名順位予想】
やはり指名順位は1位が妥当。特に今季は1位候補が不作であるため、相対的に1位での指名優先度も上がります。夏の甲子園で守備面に改善が見られれば、さらに競合数もあがることでしょう