読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

30m3.7秒の強肩俊足外野手 青森山田 三浦 遼大選手 高卒右腕投手/左外野手



日本高野連は8日、プロ志望届を更新し、新たに6人が追加され合計41人になった。青森山田の三浦遼大投手(3年)、身長191センチ右腕の日本ウェルネス宮城・大内誠弥投手(3年)らが提出した。提出期限は10月12日まで。ドラフト会議は10月26日に行われる。

青森山田・三浦遼大、191cm右腕の日本ウェルネス宮城・大内誠弥ら新たに6人プロ志望届提出 - 高校野球 : 日刊スポーツ

 

【三浦選手の紹介】


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174センチ68キロ 右投げ左打ち

変化球:カーブ・チェンジアップ

ポジション:ライト

 

 セットから上半身を反らしオーバースローの角度から振り下ろすフォームから最速147キロ、常時130後半のストレートを投げ込む右腕投手。100キロ台のカーブ、120キロ台のチェンジアップを投げ込んでいきます。

 また野手としては1番ライトで起用され、しっかりと振りきるスイングで13打数5安打で打率.385を記録。また打撃でなく走塁でも30m3.7秒で走る俊足に加え、エースナンバーを背負う投手としての強肩とコントロールも魅力であり、ライトからのストライク返球で二塁から本塁を狙う走者を刺す場面も見られました。

 9月8日にプロ志望届を提出。投打ともに活躍する外野手として注目されます。

 

【指名への課題】

 投手としては制球にばらつきがあり、チェンジアップは変化量が小さいためばらついたコントロールで真ん中に甘いチェンジアップが入りホームランコースになる場面も見られています。

 特にクイックになると制球のばらつきがひどくなるため、投手としては課題のほうが多く素材型としても弱いため、投手よりも野手のほうが評価が高くなります。

 一方で野手としての課題は引っ張りの打撃は得意ですがレフト方向への流し打ちのスイングにはまだぶれがあるため、インコース中心の右投手に対しては3割以上の打率を誇る一方、アウトコース中心となる左投手は2割程度と打率が落ち込んでいます。

 俊足で盗塁能力もあり守備でも強肩を誇る一方、打撃では中距離打者タイプながらスイングにもまだ粗さがあり、メインポジションもライトとセンターに比べ打撃のハードルが高くなっています。

 

 

【指名順位予想】

 指名を狙うならば投手でなく野手。しかし野手としても打撃でパワー不足が目立ち中距離打者としてもレフト方向、特に左投手への対応に課題を持っており、身体能力型ですが外野手として求められる打撃に課題を持っています。

 盗塁能力と強肩が武器のため、今後はしっかりと体を作り長打力を伸ばし、年10本前後を打つ1・2番で起用される中距離のチャンスメーカーが理想型となります。現状では育成8~10位候補。メインポジションがライトで理想型の求められるポジションはセンターで理想のポジションと守れるポジションに相違があるため、指名順位も落ちています。