読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

インコース捌きが上手い外野手 花咲徳栄 西川 愛也選手 高卒左外野手

 

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力強く右手を突き上げて、西川は歓喜の輪へと走り出した。猛打で全国の強豪をなぎ倒して立った頂点。「鳥肌が立った。生きてきて一番うれしい1日」。仲間と喜びを分かち合うと、心からの笑みが浮かんだ。

 初回無死二、三塁からは、詰まりながら変化球を中前に落とす先制2点適時打。五回は無死一、三塁から直球を捉える右中間への適時三塁打で、追加点をたたき出した。六回は技ありの左翼線二塁打。真骨頂の巧みなバットコントロールで、きれいに打ち分けた。

 岩井監督に「甲子園で勝つために来て欲しい」と誘われ、大阪から進学を決めた。親元を離れた初めての寮生活。「打てなかったらどうしよう」。チームメートに吐けない弱音は、母・裕子さん(46)にLINEで告白した。昨春は右大胸筋を断裂し、昨年11月に手術。試練の時も励ましの返信で心を奮い立たせて成長してきた。

 昨年春夏甲子園出場のメンバーだった西川と千丸を中心に、今年は全国制覇を目指していた。ところが6月下旬、岩井監督にボールの管理不足を代表して叱責された主将の千丸が、練習試合でも初回で交代させられた。「千丸まかせになっている。これじゃ日本一になれない」-。危機感を覚えたナインは車座になって1時間半、意見をぶつけ合い、千丸と同室の西川は寮でも相談に乗った。指揮官が「あれで全員がチームのことを考えるようになった」という分岐点が、今夏の“つなぐ猛打”に現れた。

 全6戦2桁安打で61得点。決勝の大舞台で、大勝の立役者となった西川は「岩井先生が最後まで自分を信じてくれたおかげ」と恩師に感謝し、約束を果たしたことを喜んだ。進路については「よく相談します」と話すにとどめたが、プロ志望が確実。愛也という名の通り、最後に『聖地に愛された』主砲が、埼玉勢に初の優勝をもたらした。

花咲徳栄が埼玉勢夏初V 「甲子園で勝つために来て欲しい」西川が大勝立役者/野球/デイリースポーツ online

 

【西川選手の紹介】

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 180センチ84キロ 右投げ左打ち

 花咲においてレフトを守る3番バッター。2年春の地方大会に大胸筋断裂の怪我を経験。その後3ヶ月はまともにバットを振れない状態になるも、その後下半身強化につとめ、回復途中の2年夏の甲子園で10打数6安打の成績を残しました。

 3年生では3番西川、4番野村選手のクリーンナップ体制で甲子園優勝に貢献。27打数9安打ながらも10打点という勝負強さを披露しました。

 武器はカット技術とインコース裁き。厳しいインコースも徹底的にカットで粘り、緩い変化球を掬い上げライト前に運ぶ技術を披露していました。

 


西川愛也(3年 花咲徳栄)

 

【西川選手の課題】

 

 西川選手の魅力は打撃技術。問題はそれ以外の点となります。まず守備についてはレフト専と外国人野手や打撃型外野手のポジションとなり、怪我の影響もあってか肩も弱く守備も上手いわけではありません。

 また体の細さもあり甲子園では0本塁打。通算甲子園成績でもすべて0本塁打のため現状では中距離バッターであるため、レフト専の肩が弱い中距離バッターという、博打要素の強い選手になります。

 

【指名順位予想】

 今季は高卒指名候補が軒並みプロ志望を出さない方針を表明。そのため通常よりも指名選手が減っているため、相対的に順位が上がっています。

 ただ打撃面以外での評価ポイントがなく、大怪我を経験しているレフト専の中距離外野手ということで指名順位は4~5位辺りとなります。肩の怪我が治るかどうか、現状では山なりの送球になっているため、怪我の治りが悪い場合はプロ志望を出さない可能性もあります。