読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

俊足の切り込み隊長 仙台育英 浅野 洸司選手 高卒左内野手

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<ナインの獅子柱~仙台育英日本一への挑戦~(7)>

仙台育英の「切柱」浅野洸司内野手(2年)が“切り込み隊長”としての責務を全うする。「出塁率にこだわりながら、打撃でチームに勢いを与える」。鬼滅の刃に登場する「炎柱」煉獄(れんごく)杏寿郎のごとく、心をメラメラ燃やす。新チーム始動時は3番打者を務めるも、秋の県大会準々決勝から1番に。打率3割7分8厘をマークし、チーム最多の8盗塁を決めるなど、東北大会V2に大きく貢献した。

背中を追いかける偉大な先輩がいる。15年夏の甲子園で準優勝に輝いたOBのロッテ平沢大河内野手(23)だ。当時小学6年だった浅野は「平沢さんを見て『かっこいいな』と思った。自分も仙台育英で野球をやりたい」。その思いから中学時代は平沢と同じ七ケ浜シニア(宮城)でプレー。オフの冬場に同シニアを訪れた「憧れの人」と会う機会もあった。「平沢さんの手を見せてもらって、とても硬かった。プロ野球選手になるには、このくらいバットを振り込まないといけないのか」と、自らの成長にもつながった。

今冬はスクワット中心のメニューで下半身強化に取り組んだ。「強打の1番を目指している。そのためにも、パンチ力が必要」。昨秋の公式戦では14安打を放つも、長打は2本。筋力アップの練習を経て「自分では気付かないけど、『大きくなった』って言われる」とスケールが増した。自身にとっては初の大舞台。甲子園デビューに向けて「先頭打者ホームランで、スタンドに1発かちこむ」と気合は十分だ。「切柱」の“日輪刀”(バット)で好投手を打ち崩す。

仙台育英・浅野洸司、強打の1番打者目指す「切柱」 - 高校野球 : 日刊スポーツ

 

【浅野選手の紹介】


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173センチ75キロ 右投げ左打ち

ポジション:セカンド

 

 チームでは1・2番で起用される俊足のチャンスメーカー。セカンドをメインに起用されており、力強いながらもシャープなスイングでライナー性の強い当たりを連発。2年秋の県大会では打率.378を記録。

 また走塁についても50m5.9秒の俊足で8盗塁を記録し、俊足は守備にもいかされており、センターに抜けそうなゴロも好補しアウトにする守備範囲の広さを披露。遠投100mの強肩を武器に深い当たりに突っ込みながらも強肩のスローイングでアウトに。高い守備評価を得ています。
 2年生の冬にさらなる打撃力アップを目的に下半身強化にとりくんだことで体重も6キロ増加。下半身強化だけでなくダッシュメニューを中心に野球の動きも取り入れたことで、体重増をはかりながらも動きが悪くなることを防ぎ、パワーアップに成功しながらセカンド守備も安定させることに成功。

 広い守備範囲を誇る鋭い当たりが武器の内野手として評価されています。

 

【指名への課題】

 セカンド専としてはまだまだパワーが無く、外野の頭を超える深い当たりが少ないのが課題。通算本塁打も少なく中距離型として見られますが、中距離型でもショートやセンターが高く評価されるのは、求められる守備能力が他のポジションに比べ高く、コンバートしやすいため起用の幅が広いことが理由となります。
 このため高卒ながらポジションが限られる選手はその分求められる打撃能力のハードルが高くなり、パワー不足感が否めない浅田選手は評価が落ちてしまいます。
 

 

【指名順位予想】

 セカンド専で高卒プロ入りを目標とするならば、通算30本以上が最低ラインとなります。伸びしろで順位が決まる高卒よりも、大学に進みある程度起用法が確立した即戦力候補として指名されるほうが順位は高くなります。足も速く肩も悪くないため、センターとして生きていく手もありますが、やはり長打力がもっと欲しいところです。

 このため高卒でのプロ入りの場合、育成2~3位が指名候補となります。