読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

勝負強さと鋭いスイングが武器 西濃運輸  住谷 湧也選手 社会人左外野手

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右の本格派では、広沢優(JFE東日本)と河野佳(大阪ガス)が面白い。

 広沢は1年目から実戦の経験を積み、長身から投げ下ろすストレートは150キロを超える。今年はここまで目立った成績を残していないが、スケールの大きさは抜群だ。

 一方、河野は今年に入って徐々に実戦のマウンドを経験。上背はないが、躍動感溢れるフォームでストレートの勢いは申し分ない。ともに来年は主戦の座を狙いたいところだ。

 ほかにも、大畑蓮(西部ガス)と川島隆志(JR九州)といったところは引き続き注目したい。

 野手は投手以上に候補が少なくなるが、強打が魅力の捕手・北野樹(JR東日本)や、高い打撃技術で1年目から中軸を任された住谷湧也(西濃運輸)などが有力候補となるだろう。

「高卒2年目世代」が新たな黄金世代に…?アマチュア球界にも有望選手がズラリ!(ベースボールキング) - Yahoo!ニュース

 

【住谷選手の紹介】


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170センチ70キロ 左投げ左打ち

ポジション:レフト

   経歴:近江ー西濃運輸

  解禁年:2022年

 

 勝負強さが武器の左の外野手。都市対抗予選ではジェイプロフェクト戦で延長18回という長期戦の中、2死二塁でサヨナラ安打を放ち監督から勝負強さを評価され都市対抗本選では9番レフトでスタメン起用。1回戦で敗戦となりましたが、4打数2安打1打点と勝負良さを発揮しました。

 また柔軟ながら力強く鋭いスイングも高く評価されており、3年夏の甲子園では13打数10安打という驚異的な成績を残しており、社会人になってからも、都市対抗では難しい体勢でもしっかりしたスイングでインハイを引っ張りライト方向に運んでいました。

 打撃センスの光る高卒社会人として今後が注目されます。

【指名への課題】

 高校時はセンターで起用されたこともあったものの、西濃運輸ではレフトで起用されています。レフト起用の選手は長打力が求められますが、住谷選手は社会人では本塁打無しで単打が多く、左投げというレフト守備において不利な利き手であるため、レフトでしか見込めないと指名の可能性は低くなっています。

 そのため社会人でセンタースタメンを勝ち取らなければ指名の可能性は低くなっています。

 また打撃についても課題があり、バットコントロールがあり当てに行ける分、無理な体制でもスイングに行ってしまい空振りになっています。左足が沈み込みやすいフォームであるため、左ひざをつくようなスイングとなりバットに力が入りきらず、当てても単打止まりとなり、難しいスイングをしてしまっています。

 

 

【指名順位予想】

 このままレフト守備メインで起用され続ける場合、センターで起用できない社会人左外野手の起用は大きく落ち込んでいます。特に住谷選手は左投げのため守備面でマイナスがあることから、他の左打ち外野手よりも打撃成績を残す必要があります。そのためレフト専であれば一年間で本塁打5本以上、打率も.250以上がラインとなります。

 もしセンタースタメンを勝ち取れれば、打撃型センターとして巧打よりも長打が求められるため、3本塁打がライン。指名順位は5~6位となります。しかしこれらの基準をクリアできなければ指名漏れとなります。